融資が否決されたあと、多くの方が最初に気にするのがここです。
いつから出し直せるのか。
先に結論を書きます。
■ 「何か月あけなさい」という規定はありません
制度として、再申請までの期間が決められているわけではありません。
翌日に出すことも、形のうえでは可能です。
ただし実務では、6か月程度あけるのが一般的とされています。
理由は単純で、同じ資料で出し直しても、同じ結果になるからです。
前回の申込の記録は残っています。
中身が変わっていないのに再度出てくれば、
「前回から何も変わっていない」という判断になります。
つまり待つこと自体に意味があるのではありません。
何かを変えるのに時間がかかるから、結果として6か月かかるという話です。
■ すぐ出し直していい場合
変えるのに時間がかからない理由で落ちたなら、待つ必要はありません。
・提出書類に不足があった
・計画書の数字が合っていなかった
・資金使途の説明が足りなかった
・許認可の見通しを示せていなかった
これらは書き直せば済みます。
不足を埋めたうえで、早めに出し直すほうがいいです。
■ 時間がかかる場合
一方、こちらは腰を据えるしかありません。
・自己資金が足りない
→ 毎月の積み立ての記録を作るのに、どうしても月数がかかります
・税金や社会保険料の未納がある
→ 完納したうえで、納税証明書を取れる状態にします
・信用情報に延滞の記録がある
→ 解消してから一定期間が必要です。自分の情報は開示請求で確認できます
・その業種の経験が足りない
→ すぐには埋まりません。ただし関わり方を増やすことはできます
・既存の借入が重い
→ 借換えや条件変更で、毎月の返済額を下げられないか検討します
■ 変えたことを、1枚にまとめる
再申請で効くのは、これです。
前回のご申込から変わった点
1. 自己資金 ◯◯万円 → ◯◯万円(毎月◯万円を◯か月)
2. ◯◯税を完納(納税証明書を添付)
3. 取引先2社と基本合意(覚書を添付)
4. 売上計画を◯◯万円から◯◯万円に修正(根拠は別紙)
こういう紙が1枚あるだけで、読む側の負担がまったく違います。
前回否決されたという事実は消えません。
消えないのであれば、そこから何をしたかを見せるほうが早いです。
■ 窓口を変えるという手
公庫で落ちたあと、信用保証協会つきの融資を検討する方もいます。
審査の見方が違うので、結果が変わることはあります。
ただし、未納や信用情報のように
どの窓口でも同じように見られる事情であれば、結果はあまり変わりません。
落ちた理由が何だったかによります。
そこを絞り込まないまま次に出しても、同じことの繰り返しになります。
■ やってはいけないこと
・自己資金を一時的に借りて、あるように見せる
・複数の金融機関に同時に申し込んで、それを伏せる
どちらも発覚します。
そして発覚したときの影響は、否決より重いです。
■ 今日できること
否決の連絡から、何か月経ったかを数えてみてください。
そのうえで、その期間に変わったことを、紙に書き出してみてください。
書き出せることが3つ以上あるなら、出し直す準備に入っていい時期です。
ひとつも出てこないなら、まず変えることを決めるほうが先です。
———
何を変えれば結果が変わるのか、落ちた理由の絞り込みからご一緒します。