創業計画書を出すと、支店での面談の日程が決まります。
聞かれる内容の話はよく見かけますが、
何を持っていけばいいのかは、あまり書かれていません。
持ち物でつまずく方が実際にいるので、そこを書きます。
■ 必ず持っていくもの
・創業計画書の控え(提出したものと同じもの)
・通帳の原本
・身分証明書
・印鑑
このうち、いちばん見られるのが通帳です。
■ 通帳は原本を持っていきます
コピーでは受け付けてもらえないことが多いです。
直近6か月から1年ぶんの動きを見られます。
見られているのは残高だけではありません。
・自己資金が、どうやって貯まったか
・毎月きちんと積み上がっているか
・急に大きな入金がないか
・公共料金や家賃の引き落としが、止まっていないか
毎月こつこつ貯めた形跡は、それ自体が評価されます。
逆に、面談の直前に大きな金額が入っていると、必ず出どころを聞かれます。
借りたお金を自己資金に見せかけることは、
発覚した時点で話が終わります。絶対にしないでください。
公共料金やカードの引き落としが戻っている記録も見られます。
心当たりがあれば、先に理由を整理しておいてください。
■ 事業の中身を裏づける資料
該当するものを、あるだけ持っていきます。
・設備の見積書
・物件の資料、賃貸借契約書か申込書
・許認可の申請状況が分かるもの
・仕入先とのやり取りが分かるもの
・取引が決まっている先からの発注書や覚書
・これまでの職歴が分かるもの
計画書に書いた数字の根拠が、紙で出てくる状態が理想です。
とくに「すでに買ってくれる人がいる」ことを示す紙は強いです。
口約束でも、メモにして持っていく価値があります。
■ 既存の借入がある場合
・借入金の一覧(金融機関名、残高、毎月の返済額)
・返済予定表
住宅ローンや車のローン、奨学金も含みます。
隠しても信用情報で分かりますので、先に出したほうが早いです。
■ 数字は暗記しなくていい
覚えていく必要はありません。
ただし、どの紙のどこに書いてあるかは分かるようにしておいてください。
紙をめくって「えーっと」となる時間が長いと、
自分で作っていない計画書だと思われます。
付箋を貼っておくくらいで十分です。
■ 答えられない質問が来たとき
その場で作り話をするのが、いちばんよくありません。
「確認して、後日お送りします」で問題ありません。
そのうえで、翌日か翌々日には送ってください。
追加資料を求められたときの反応の速さは、
そのまま事業の進め方の印象になります。
■ 服装と時間
スーツでなくても構いません。
飲食店を開くなら、仕事着のほうが伝わることもあります。
時間は1時間前後を見ておいてください。
支店によっては前後することもあるので、予定は詰めないほうが安全です。
■ 同席してもらってよいか
配偶者や共同経営者の方が同席することは、基本的に問題ありません。
ただし、答えるのは申込をするご本人です。
横から補足が入りすぎると、逆の印象になります。
事前に「どこは自分が答えるか」を決めておいてください。
■ 面談が終わったあと
その場で結果は出ません。
支店での審査を経て、2週間前後で連絡が来るのが一般的です。
この間に追加の質問が来ることがあります。
これは悪い兆候ではなく、むしろ読み込まれている証拠です。
聞かれたことは、その日のうちにメモに残しておいてください。
仮に今回が通らなかった場合、そのメモが次の材料になります。
■ 今日できること
通帳を開いて、この1年の入出金を眺めてみてください。
そのうえで、自己資金がどうやって貯まったかを、
声に出して30秒で説明できるか試してみてください。
説明が詰まるところが、面談で聞かれるところです。
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