開業準備の相談で、必ず一度は出る質問です。
「ホームページって、いま作るべきですか」
結論から言うと、融資を申し込む前に作っておくことをおすすめしています。
集客のためだけではありません。
■ サイトを見ているのは、お客さまだけではない
金融機関は、申込企業のホームページを見ています。
少なくとも、見られていると思っておいたほうがいいです。
検索して何も出てこない事業と、事業の中身が分かるページがある事業。
書類の内容が同じなら、後者のほうが安心されます。
見られているのは、だいたい次の点です。
・所在地と代表者が書いてあるか
・何を、いくらで売っているのか
・いつ更新されたのか
・問い合わせや予約の導線があるか
派手なデザインである必要はありません。
実在していて、事業の中身が分かる。それだけで足ります。
■ 開業前でも作れます
「まだ店ができていないので、写真がない」という理由で後回しにする方が多いのですが、開業前だからこそ書けることがあります。
・いつ、どこで開くのか
・誰に向けた店か
・何を、いくらで出すのか
・なぜこの事業をやるのか
開店前の告知ページとして成立しますし、オープン日に向けて情報を足していけば、更新されている証拠にもなります。
■ 制作を頼むと、なぜか止まる
これが実際にいちばん多い相談です。
制作会社に依頼すると、まず「原稿をください」と言われます。
ところが開業前は、事業の中身が自分の中でも固まりきっていないことが多い。
その状態で「サービスの特徴を3つ書いてください」と言われても、書けません。
結果、原稿が上がらないまま数ヶ月が過ぎます。
事業計画を書いているなら、材料はもう手元にあります。
誰に、何を、いくらで、なぜ今か。計画書に書いた内容がそのまま原稿になります。
計画書とサイトの内容が食い違わないことも大事です。
面談で「集客はどうしますか」と聞かれたとき、そのまま画面を見せて説明できます。
■ 何ページ必要か
開業前なら、1ページで足ります。
・何の店か(トップ)
・メニューや料金
・場所と営業時間
・自己紹介
・問い合わせ
これが1枚に入っていれば、最初は十分です。
ページ数を増やすのは、開業後に何が聞かれるか分かってからで構いません。
■ 費用のこと
制作費のほかに、ドメインとサーバーの費用が毎年かかります。
おおよそ年間1〜2万円ほどで、これは自分名義で契約しておくことをおすすめします。
制作会社の名義になっていると、あとで移せなくなることがあります。
補助金を使う手もあります。
小規模事業者持続化補助金では、ウェブサイト関連費に30万円(税込)の上限が設定されています。
ただしウェブ費用だけでは申請できません。他の費目と組み合わせた計画が必要です。
つまり「サイトを作りたいから補助金を使う」ではなく、「販路を開拓する計画があって、その一部がサイト」という順番になります。
■ SNSがあれば要らないのでは
SNSは流れていきます。3ヶ月前の投稿を探してもらうのは現実的ではありません。
料金、場所、営業時間、予約方法。
こういう「いつでも同じ場所にあってほしい情報」は、サイトのほうが向いています。
SNSで見つけてもらい、サイトで確認して、来店してもらう。役割が違います。
■ 今日できること
自分の事業名で検索してみてください。
出てこないなら、いまお客さまも金融機関も、あなたの事業を確認する手段がない状態です。
まずは1ページ。それだけでも状況は変わります。
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融資の目線と集客の目線、両方を入れた開業向けのLPをお作りしています。原稿もこちらで書きます。
※ 融資の可否を保証するものではありません。個別の状況によって答えが変わる部分が多いため、気になる点があればメッセージでお尋ねください。