「〇〇さん、本当に仕事が丁寧だよね」
「今日の服、すごく似合ってて素敵!」
そんなふうに褒められたとき、
「いえいえ、全然ですよ」
「そんなことないです」
「私なんて、まだまだです」
と、反射的に返してしまうことってありませんか?
本当は少し嬉しい。
でも、そのまま「ありがとう」と受け取るのは、なんとなく落ち着かない。
これ、謙遜だけではないこともあります。
■ なぜ?褒め言葉が「心のシャッター」を下ろさせる理由
心理学には「自己一貫性の原理」という理論があります。
たとえば自分では、
「私はそんなにできる人じゃない」
「まだまだ足りない」
と思っている。
そこへ誰かから「すごいね」と言われると、
相手が見ている自分と、自分が思っている自分にズレが生まれます。
すると、
「そうなのかな?」
と受け取るより、
「いやいや、そんなことないです」
と、いつもの自分に戻った方が落ち着くことがあるんです。
■ 「悪口」は信じるのに「褒め言葉」をスルーしてしまう不思議
「やっぱり私ってダメだな」と思っていると、
それに合う言葉はすんなり入るのに、
「〇〇さんのおかげで助かったよ」
という言葉は、
「いやいや、大したことしてないし」
と流してしまうことがあります。
でも、その褒め言葉は、
相手があなたを見て「本当にそう思ったから、プレゼントとして贈ってくれた言葉」かもしれません。
■ 褒め言葉は「信じなくていい」、ただ「置いておく」
全部信じようとしなくて大丈夫です。
褒められたときに「受け取り拒否」をするのではなく、心の引き出しに「ただ置いておく」。
たとえば、
「あ、本当ですか?そう言ってもらえると嬉しいです」
と返してみる。
まだ自分ではそう思えなくても、
「この人には、私のこういうところがそう見えたんだな」
くらいでいいんです。
どうしても受け取れない言葉があるとしたら、それは
「あなたが自分自身をどう見ているか」を教えてくれる大切なヒントです。
自分では気づいていなかった自分を、
誰かの言葉が教えてくれることもあるのかもしれません。
Cocoréでは、こうした「自分では気づきにくい心のクセ」や、自分自身の見方も、心理学と数秘術を重ねながら丁寧に紐解いています。