ネットショップ運営者の記帳で気をつけたいポイント|売上・手数料・送料・在庫の整理方法

ネットショップ運営者の記帳で気をつけたいポイント|売上・手数料・送料・在庫の整理方法

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ビジネス・マーケティング
ネットショップを運営していると、実店舗とは違った記帳の難しさを感じることがあります。

「売上はこの金額なのに、実際の入金額が違う」

「販売手数料はどう処理するの?」

「複数のネットショップを運営していて、売上の管理が大変……」

このような悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

 ネットショップの記帳が複雑になりやすい理由


 1.販売プラットフォームの手数料がある

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、BASE、ShopifyなどのECプラットフォームを利用している場合、売上金額と実際の入金額が一致しないことがあります。

販売手数料や決済手数料、振込手数料などが差し引かれて入金されるケースがあるためです。

たとえば、

売上 10,000円
↓
販売手数料など 1,000円
↓
入金額 9,000円

というようなケースです。

このとき、入金された9,000円だけを売上として記帳してしまうと、実際の売上や手数料を正しく把握できなくなる可能性があります。

「売上はいくらだったのか」と「実際にいくら入金されたのか」を分けて確認することがポイントです。

 2.決済方法が複数ある

ネットショップでは、

・ クレジットカード決済
・ コンビニ決済
・ 代引き
・ キャリア決済
・ その他のオンライン決済

など、さまざまな決済方法が利用されます。

決済方法によって、売上が確定するタイミングや入金されるタイミング、手数料などが異なる場合があります。

そのため、

「売上が発生した日」と「銀行口座に入金された日」

を混同しないようにすることが大切です。

 3.取引件数が多くなりやすい

ネットショップでは、1件あたりの金額が比較的小さい取引が大量に発生することがあります。

取引件数が増えてくると、

「1件ずつ確認していたら、記帳だけで何時間もかかる」

という状態になりがちです。

売上件数が増えてきたら、月次の売上レポートなどを活用して効率的に整理する方法も検討してみましょう。


 ネットショップの記帳で気をつけたい6つのポイント


 1.「売上」と「入金額」を分けて考える

ネットショップの記帳で特に重要なのが、売上金額と実際の入金額を混同しないことです。

販売プラットフォームの手数料などが差し引かれて入金される場合は、売上と手数料を分けて処理する方法があります。

たとえば、

売上 10,000円- 手数料 1,000円= 入金 9,000円

という場合、9,000円だけを売上として処理するのではなく、売上と手数料をそれぞれ確認して記帳します。

ただし、具体的な仕訳方法は、利用しているサービスや会計処理の方法によって異なる場合があります。

「売上と入金額が合わない」ときは、まず販売管理画面や入金明細を確認することから始めましょう。

 2.プラットフォームごとの売上・手数料を確認する

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、BASE、Shopifyなど、利用するプラットフォームによって、売上や手数料、入金の仕組みが異なります。

多くのサービスでは、売上や手数料、入金額などを確認できる明細やレポートがあります。

これらを記帳の資料として活用すると、1件ずつ手作業で確認するよりも、効率的に整理できる場合があります。

毎月いつレポートを確認するかを決めておくと、記帳を後回しにしにくくなります。

 3.送料の扱いをあらかじめ整理しておく

ネットショップでは、商品代金だけでなく送料も発生します。

ここで迷いやすいのが、

「購入者から受け取った送料をどう扱うのか」

という点です。

送料の設定や販売方法はショップによって異なるため、自分の販売形態に合わせて処理方法を確認しておくことが大切です。

また、配送業者に支払った送料についても、どのように処理するのかをあらかじめ決めておくと、記帳時の判断に迷いにくくなります。

送料については、「受け取った送料」と「実際に支払った送料」を分けて整理することを意識してみましょう。

4.在庫の管理と記帳を連動させる

ネットショップを運営している場合、在庫管理も重要です。

仕入れた商品がすべて期中に売れるとは限りません。

決算時に売れ残っている商品については、棚卸しを行い、在庫として適切に処理する必要があります。

そのため、

・ 何を仕入れたのか
・ どの商品が売れたのか
・ 期末にどの商品が残っているのか

を把握しておくことが大切です。

特に商品数が多いネットショップでは、日頃から在庫を管理しておくことが、決算時の負担軽減にもつながります。

 5.返品・返金の処理を忘れない

ネットショップでは、返品やキャンセル、返金が発生することもあります。

売上を計上した後に返品・キャンセルが発生した場合は、その取引について適切な処理が必要です。

取引件数が多いと、返品や返金の処理を後回しにしてしまうことがあります。

しかし、処理が漏れると、帳簿上の売上と実際の取引状況が合わなくなる可能性があります。

売上だけでなく、返品・返金についても定期的に確認しましょう。

 6.複数のネットショップを運営している場合は、ショップごとに管理する

複数のECモールやネットショップを運営している場合、それぞれで、

・ 売上
・ 手数料
・ 入金日
・ 入金額
・ 返品・返金

などが異なることがあります。

すべてを一緒に管理しようとすると、どのショップの売上・手数料なのか分からなくなってしまうことがあります。

そのため、ショップごとに売上や手数料、入金を確認できるように整理しておくと、記帳や売上管理がしやすくなります。


 ネットショップの記帳を効率化する3つの方法


 1.会計ソフトと販売サービスの連携を活用する

利用している会計ソフトによっては、ECモールやネットショップなどと連携できる場合があります。

連携機能を利用できる場合は、売上データなどの入力作業を効率化できる可能性があります。

ただし、取り込んだデータがそのまま正しいとは限らないため、取り込み後の確認は忘れないようにしましょう。

 2.月次レポートを確認する日を決めておく

「時間があるときに確認しよう」と考えていると、記帳が後回しになりがちです。

たとえば、

毎月○日に売上レポートを確認する

など、自分なりのルールを決めておきましょう。

月ごとに確認する習慣を作ることで、確定申告前にまとめて処理する負担を減らしやすくなります。

 3.手数料や送料の処理方法を決めておく

毎回、

「この手数料は何費?」

「この送料はどう処理する?」

と考えていると、それだけで時間がかかります。

自分の事業に合った処理方法を確認したうえで、同じような取引についてはできるだけ一貫したルールで処理することを意識しましょう。

判断に迷う場合は、税理士などの専門家に確認することも大切です。


 ネットショップの記帳は「売上」だけを見ないことが大切

ネットショップの記帳では、

売上がいくらあったのか

だけを見るのではなく、

・ どのショップで売れたのか
・ いくら手数料がかかったのか
・ いくら入金されたのか
・ 返品・返金はなかったか
・ 在庫がどのくらい残っているのか

まで確認することが重要です。

特に複数のネットショップを運営している場合は、情報を整理するだけでもかなりの手間がかかります。

「売上は増えたけれど、記帳にかかる時間も増えてきた」

という方は、記帳方法そのものを見直してみるのもよいでしょう。


 まとめ|ネットショップは「売上と入金」をしっかり整理しよう


ネットショップの記帳は、一般的な事業の記帳と比べて、

・ 販売プラットフォームの手数料
・ 複数の決済方法
・ 取引件数の多さ
・ 送料
・ 在庫
・ 返品・返金
・ 複数ショップの管理

など、確認する項目が多くなりがちです。

特に大切なのは、「売上」と「実際の入金額」を混同しないことです。

また、ショップごとのレポートや会計ソフトの連携機能などを活用することで、記帳作業を効率化できる場合があります。

ネットショップの規模が大きくなってきたら、

「今のやり方で記帳を続けられるか?」

を一度見直してみるのもおすすめです。

「複数のショップを運営していて記帳が大変」

「売上と入金額が合わず、確認に時間がかかる」

「手数料や送料の処理に迷ってしまう」

という方は、記帳代行を利用するのもひとつの方法です。

本業であるネットショップ運営に集中するために、記帳にかかる時間を減らしたい方は、記帳代行という選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。

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