「答えを教えない」コーチングを、私が大切にしている理由

「答えを教えない」コーチングを、私が大切にしている理由

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「結局、私はどうすればいいんでしょうか?」

仕事や人生について悩んでいるとき、誰かに答えを教えてほしくなることがあります。

転職するべきか。

今の仕事を続けるべきか。

新しいことに挑戦するべきか。

この人間関係を続けるべきか。

何かを捨てるべきか。

自分一人では決められない。

だから専門家に相談する。

もちろん、それ自体は悪いことではありません。

経験のある人からアドバイスをもらうことで、一気に問題が解決することもあります。

ただ、私はコーチングをするとき、少し違う立場を取っています。

できるだけ「答え」を教えない。

これを大切にしています。

正解をもらうほど、自分で決められなくなることがある


誰かに、

「あなたの場合はAを選ぶべきです」

と言われたら楽です。

迷わなくていい。

考えなくていい。

その通りに動けばいい。

でも、人生ではまた次の判断がやってきます。

そのたびに、

「今度はどうすればいいですか?」

と誰かに聞かなければならなくなる。

私は、それをあまり良い状態だとは思っていません。

本当に取り戻したいのは、

正解ではなく、自分で決める力

だからです。

判断できないとき、能力が足りないとは限らない


そもそも、なぜ自分で決められなくなるのでしょうか。

能力がないからとは限りません。

疲れ切っている。

失敗するのが怖い。

周囲からどう思われるか気になる。

選択肢が多すぎる。

自分が本当に大切にしたいものが分からなくなっている。

いろいろなものが混ざることで、判断が濁っているだけかもしれません。

だから私は、答えを出す前に問いを置きます。

「今の判断は、疲れている状態で決めようとしていませんか?」

「本当にそれを望んでいますか?」

「誰かから評価されるための選択になっていませんか?」

「もし誰にも批判されないとしたら、本当はどうしたいですか?」

すぐに答えが出なくても構いません。

話していくうちに、

「ああ。俺、本当はこうしたかったんだ」

と本人が気づくことがあります。

私は、この瞬間を大切にしています。

私が横に立つ理由


私は、相談してくれた人の前に立って、

「こっちへ行きましょう」

と引っ張りたいわけではありません。

上から、

「あなたはこうするべきです」

と指導したいわけでもありません。

横に立ちたい。

そして、

頭の中にあるモヤモヤを言葉にする。

問題を切り分ける。

本当に守りたいものを探す。

他人の価値観と、自分の価値観を分ける。

最後に、

「自分は何を基準に決めるのか」

を一緒に見つけていく。

私が代わりに決めてしまえば、その場では楽になるかもしれません。

でも私がいなくなった後、また迷います。

それでは意味がない。

最終的には、私が必要なくなることが理想


少し変な話ですが、

私はコーチングを受け続けてもらうこと自体を、ゴールにはしていません。

むしろ理想は逆です。

「もう一人で決められます」

そう言ってもらえること。

仕事でも、人生でも、

また難しい判断はやってきます。

そのとき、

誰かの正解を探し回るのではなく、

一度立ち止まり、

自分の状態を整え、

自分が大切にしているものを確認し、

自分の判断基準で決める。

そんな状態になってもらいたい。

私はこれを、

「判断主権を自分に取り戻す」

と考えています。

答えが欲しいのではなく、一度頭を整理したい人へ


もし今、

「何が正解なのか分からない」

「考えすぎて頭の中がぐちゃぐちゃになっている」

「誰かに決めてもらいたいくらい疲れている」

そんな状態なら、

すぐに答えを出す必要はないかもしれません。

まず、

何に迷っているのか。
何を恐れているのか。
何を守りたいのか。
自分は何を基準に決めたいのか。

そこから一緒に整理してみる。

私は答えを押しつけません。

あなたの代わりに人生を決めることもしません。

ただ横に立って、一緒に考えます。

そして最後には、

「自分で決めた」

と言える状態で帰ってもらう。

それが、私がやりたいコーチングです。
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