誰かに話すだけで、少し見えてくること

誰かに話すだけで、少し見えてくること

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前回は、アロマの香りを通して、自分をいたわる時間について書きました。

忙しい毎日の中で、ほんの少し立ち止まる時間。

香りもそのひとつですが、私はもうひとつ大切な時間があると思っています。

それは、**誰かに話す時間**です。

看護師として仕事をしていると、いろいろな方のお話を聴く機会があります。

最初は「大丈夫です」と話されていた方が、話しているうちに、

「本当は、ちょっと不安で……」

と気持ちを話してくださることがあります。

不思議なもので、誰かに話しているうちに、自分でも気づいていなかった気持ちが見えてくることがあります。

大切な家族だからこそ、心配をかけたくなくて言えない。

自分でもまだ受け止めきれなくて、うまく言葉にできない。

そんなこともあると思います。

今は、分からないことがあれば、スマホですぐに調べることができます。

たくさんの情報も、すぐに手に入ります。

でも、**「分かること」と「気持ちがついていくこと」は、少し違う。**

長く人と関わる仕事をしてきて、私はそんなふうに感じています。

すぐに答えが出なくてもいい。

誰かに話して、自分の気持ちを言葉にしてみる。

そうすると、

「私、本当はこう思っていたんだ」

と気づくことがあります。

香りで自分をいたわる時間。

そして、誰かに話して自分の心と向き合う時間。

どちらも、自分を大切にすることにつながっているのかもしれません。

今日も少しだけ、自分のための時間を。

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