こんにちは!ココナラで【トランスジェンダー・育児・家族・脳卒中】の当事者電話相談をお受けしている、くまごろうパパです。
今回は、僕が小学3年生の頃に体験した、スリル満点の「日曜日の朝」についてお話ししていこうと思います。
前回はおでこから流血したり、巨大魚と戦ったり、ついには男の子と遊ぶの禁止令が出たり…。
それでも時間の経過とともに禁止令はとかれ、おでこの傷が癒える頃には、僕の遊び相手は「男の子6割、女の子2割、みんなで2割」くらいのバランスになっていました。
自分の性別にうっすらとした違和感は抱えていましたが、まだ「異性」を意識するような年齢ではありません。
遊び方だって、お人形遊びよりは外で自転車を乗り回したり、虫を捕まえたり、川でバシャバシャ遊ぶのが大好き。
(今思えば、大人になって胃痛に悩まされた原因のピロリ菌は、あの川遊びで仲良くなったのかもしれませんが……それはまた別のシリーズでお話ししますね。)相変わらず泥だらけの毎日、時々しぶしぶ、女の子ともままごとに付き合いという日々でした。
でも思い出してみればごっこ遊びの時は大体お父さん、娘の彼氏とか男性役が多かったですね。自分で決めたわけじゃないけど、何かボーイッシュなオーラが出てたのかも知れませんね。この頃は髪型も結構短めに切ってたし。
しかし、だいぶませた『ままごと』ですよね。娘の彼氏役ってなんだよって話なんですけど(笑)
確か、「娘さんを下さい!」って言って、「ならん!」って何度もチャレンジしては追い返されるみたいな役でしたよ(笑)
今思えばなんじゃそりゃですけど、当時は結構ゲラゲラ笑いながらも大真面目にあの手この手でお父さんに立ち向かってましたけど(笑)
酷い時はペットの犬でしたから、人の役なだけマシだったかな(笑)
あ、ちょっと脱線しました!元の話に戻りますと…。
僕の家はしつけに厳しく、日曜の朝は「10時までは遊びに出てはいけない」という鉄の掟がありました。
学校でも「10時を過ぎるまではお友達のお家に行ってはいけません」と教えられていたので、当時はそれが当たり前だと思っていました。(大人の今はその理由もわかりますし、もう何だったら昼ご飯食べてから来てくれ!と思うわけですが。)
でも、子供心に僕はこう考えたんです。
「お家に行くのが迷惑なら、外で遊べばいいんじゃないか?」
当時、祖父母は居酒屋を営んでいたので、日曜の朝はゆっくり寝ています。
他の男の子たちは、もう8時頃から外で元気に遊んでいる。……よし、抜け出そう!
ただ、困ったのは鍵でした。
勝手に出るのはいいけれど、祖父母が寝ているから施錠しないのも心配だし、でも鍵のありかがわからない。
そこで僕が目をつけたのが、1階にある「お風呂場の窓」でした。
窓からひらりと脱出し、帰りも登れることを確認して、準備万端。
これまた当時は嫌でたまらなかった「ピンクの自転車」にまたがり、僕はみんなの元へ急ぎました。
祖父母が起きる前に、一旦窓から家に戻る。
そして、さも今起きたかのような顔をして、改めて10時に玄関から「行ってきまーす!」と出かける。
日曜のたびに、僕はそんなスパイのような作戦を繰り返していました。
そんなある日のこと。
みんなで、ちょっと狭めの未舗装道路の坂道をノーブレーキで下っていました。
その先は、ほぼ90度の急カーブ。
勢いよく曲がっていく前の奴を見て、初めて「あ、曲がりきれない!」と気づきました。
でも、もう遅い。
目の前には、青々と茂ったトウモロコシ畑。
トウモロコシは背が高い為、畑は道よりもだいぶ低い位置にありました。一瞬の事でブレーキを握る事も出来なかった僕の自転車は、ウイリーをするように宙を舞いました。
そのまま僕は、地面へと真っ逆さま。
追い打ちをかけるように、上から自転車が僕の背中にドスンと落ちてきました。
背中がヒリヒリして、明らかに怪我をしているのがわかりました。
そこへ、たまたまそれを見ていた隣の畑の人が駆け寄ってきました。
「もうすぐここの畑の人が来る!見なかったことにしておくから、早く帰れ!」
おじさんの救いの手に感謝しつつ、僕は慌ててみんなに別れを告げ、自転車を押して帰りました。幸い、自転車は無事でした。
背中はヒリヒリで、とてもお風呂場の窓からは登れそうにありません。
仕方なく、僕は玄関に回りました。
新聞受けにはもう新聞がありません。玄関の鍵も開いている。
おそるおそる中に入ると、そこにはまたしても「鬼の形相」のおばあちゃんが立っていました。
事情を話し、背中を見てもらうと、案の定ひどい擦り傷。
おばあちゃんは消毒をしてくれましたが、いつもの優しいトントントンとした手つきではありません。
怒りがこもった「ドンドンドン!」という衝撃が背中に響き、絆創膏が貼られました。
実は、僕が窓から抜け出していたことは、前から気づかれていたようです。
「いつ雷を落としてやろうか」と、おばあちゃんは手ぐすね引いて待っていたのでした。
今ならわかります。
僕も息子が何かを誤魔化している時は、すぐにわかってしまいます。子供の嘘なんてすぐに見抜けてしまうんですよね。でも、そこがまた可愛いのですが。
あの時のトウモロコシ畑の持ち主の方、きっと何本かなぎ倒したに違いありません。本当に申し訳ありませんでした。
そして、その後の僕はというと……。
またしばらく「男の子と遊ぶの禁止令」が出されてしまうのでした。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました!
そろそろ小学校も高学年になって来ると性別違和も強く現れて来る事になります。
是非また続編を読みにいらして下さい♪
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