ひとりで教室やレッスンを運営していると、予約の受付がだんだん散らかってきます。
LINEで来る人、電話で言われる人、レッスン後に口頭で「来週もお願いします」と言われる人。
受付の窓口がばらばらだと、ノートへの書き写しが増えて、聞き漏れや書き間違いが起きます。「言った・言わない」になったときに、いちばん困るのは自分です。
この記事では、これをGoogleの無料ツールだけで整える考え方を書きます。追加の費用はかかりません。
■ まず、何が自動にできるのかをはっきりさせる
先に、できないことから書きます。
自動にできないこと
・ダブルブッキングを完全に防ぐこと
(同じ枠に2人が申し込むこと自体は、無料の仕組みでは止められません。埋まった枠に気づきやすくすることまでです)
・前日の連絡メールを自動で送ること
(これにはプログラムが必要です。無料でできますが、知識が要ります。この記事の範囲では扱いません)
自動にできること
・受付の窓口を1つにすること
・申込内容が、自動で一覧表に並ぶこと
・記入漏れをなくすこと(必須項目にすれば、空欄のまま送れません)
窓口を1つにするだけで、書き写しと聞き漏れはほぼ消えます。ここがいちばん効きます。
■ 窓口を1つにする(フォームの作り方)
Googleフォームで申込フォームを作り、「予約はこちらからお願いします」と案内を一本化します。
項目は、増やしすぎないのがコツです。
・お名前(必須)
・連絡先(必須)
・希望日時(選択式・必須)
・人数
・連絡事項(自由記入・任意)
ポイントは、希望日時を自由記入にしないことです。「◯月◯日(土)10:00」のように、こちらが用意した選択肢から選んでもらいます。自由記入にすると「土曜の午前あたりで」のような書き方が来て、結局やりとりが増えます。
■ 申込が、自動で一覧表になる
Googleフォームには、回答をそのままスプレッドシートに並べる機能があります(フォームの画面から連携を1回設定するだけです)。
申込が入るたびに、日時つきで1行ずつ増えていきます。ノートへの書き写しがゼロになります。
「いつ・誰が・どの枠に申し込んだか」が時刻つきで残るので、行き違いがあったときも記録を見れば済みます。
■ 空き枠を見えるようにする
一覧表とは別に、枠の表を1枚作っておきます。縦に時間帯、横に日付を並べて、申込が入った枠に印を付けます。
印を付けるのは自分の手ですが、条件付き書式で「印が付いた枠に色が付く」ようにしておくと、埋まり具合がひと目でわかります。
ここが、先ほど書いた「ダブルブッキングは完全には防げない」の部分です。同じ枠に2件入ったら、表を見た自分が気づいて連絡する、という形になります。
■ 前日の連絡を、楽にする
前日連絡を手で送っている方は多いと思います。全部自動にはできなくても、「明日の人を探す」手間は関数でなくせます。
一覧表から明日の分だけを抜き出して、
明日:田中さん(10:00)、佐藤さん(13:00・2名)
のように1行にまとめる関数を入れておきます。この1行を見ながら、用意しておいた文面に名前と時間を入れて送るだけにします。
文面も先に決めておくと、毎回言葉を探さずに済みます。
■ 設置にかかる時間
フォームと表だけなら、プログラムは使いません。慣れている方で1時間、初めての方でも半日あれば作れると思います。
■ 作るのが面倒な方へ(お礼メールと前日連絡まで自動にしたい方へ)
この記事で「プログラムが必要」と書いた部分まで組み込んだものを、出品しています。
申込フォームの自動作成、お礼メールの自動送信、名簿への自動転記、前日朝の連絡メールまでが一式になっていて、設置はコードを貼って初期設定を1回押すだけ(約14分)です。設置手順書と、つまずいたときのサポートも付いています。
「スプレッドシートで教室の予約受付と前日連絡を自動化します」で出品していますので、よろしければご覧ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。