経験記述は工事概要で落ちる|対象工事・数量・立場の書き方

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第2次検定の施工経験記述で、技術的課題から評価までの書き方には自信があるのに評価が伸びない。そう感じているなら、見るべき場所はその手前にあります。答案の最初には、工事名・発注者名・工事場所・工期・主な工種・施工量、そして現場での立場を書く欄があります。ここでつまずくと、そのあとをどれだけ書き込んでも評価が上がりません。

工事概要は「事実を埋めるだけ」なのに、なぜ評価に関わるのか

工事概要の欄は、選んで書くところではなく、経験した工事の事実をそのまま書き写すだけの欄に見えます。だからこそ軽く扱われがちですが、この欄には二つの役目があります。一つは、これから書く工事が施工経験記述の対象として認められる工事かどうかを、読み手が最初に確認する場所だということ。もう一つは、施工量や立場に書かれた事実が、設問1・2で語る技術的課題や対応処置の規模と噛み合っているかを、読み手が答え合わせする材料になっているということです。設問1・2がどれだけ具体的でも、工事概要の事実がずれていれば、答案全体の信頼性がそこから崩れます。

経験記述の対象と認められない工事を書いてしまう例

第2次検定の施工経験記述には、経験として認められる工事とそうでない工事の線引きがあります。試験機関が定める土木施工管理の実務経験に含まれるのは、現場での施工管理そのものに携わった工事です。一方で、工場でのプレキャスト製品の製作や、建築工事に付随する外構工事、小規模な維持修繕といった業務は、実務経験として認められていません。工事名や主な工種の書き方が、こうした対象外の区分に近い印象を読み手に与えてしまうと、設問1・2に入る前の段階で評価の土台が揺らぎます。工事名は契約書や工事用看板のとおりに、工事の目的・場所・種類が分かる形で具体的に書くことが基本です。ここを略しすぎると、経験として認められる工事なのかどうかを読み手が判断できません。

施工量は「工種に対応した数字」まで書けているか

主な工種の欄には、工事の内容がイメージできる主要な工種を具体的に書きます。ここまではできていても、施工量の欄がその工種と対応していない、というのは起こりやすいパターンです。たとえば「舗装工」とだけ工種を書いておきながら、施工量に面積や延長といった数字が入っていない、あるいは工種と関係のない総額の数量だけが書かれている、というパターンです。読み手が知りたいのは、その工種にどれだけの規模で携わったかという事実です。工種と施工量が一対一で対応し、単位まで具体的に入っているかを、書いたあとに見直してください。

立場は「現場での役割」まで具体的に書けているか

工事現場における施工管理上のあなたの立場も、事実として軽く扱われやすい欄です。「担当者」「現場の一員」といった書き方では、現場でどこまでの権限を持って施工管理に携わっていたのかが伝わりません。読み手は、設問2で検討した対応処置を実際に判断・実行できる立場だったのかを、この欄で確かめます。現場代理人、主任技術者、発注者側の監督員など、現場での役割が分かる書き方をしているかどうかで、その後の設問2の説得力ごと変わってきます。

まとめ

工事概要で落ちる型は三つに集約されます。1つ目は、工事名や工種の書き方が対象外の工事に近い印象を読み手に与え、経験として認められる工事かどうかの判断がつかなくなること。2つ目は、施工量に工種と対応した数字や単位が入っておらず、経験の規模が伝わらないこと。3つ目は、立場が「担当者」のような曖昧な書き方にとどまり、対応処置を判断・実行できる立場だったかが読み手に伝わらないことです。
自分の下書きの工事概要が、この三つのどれかに当てはまっていないか。ここも、書いた本人ほど気づきにくい場所です。設問1・2の本文と合わせて、工事概要も含めた下書き全体を発注者目線で見てほしいという方は、こちらで承っています。
ご購入後の流れは次のとおりです。トークルームで工事の概要をうかがうヒアリングシートをお送りします。ご記入いただいた内容と下書き2テーマを受け取ってから24時間以内に、工事概要を含めた下書き全体への赤入れ(NG から OK への書き換え案つき)と判定表をお返しします。返却後の書き直しを一度分まで含みます。あなたが実際に経験した工事のみを対象とし、合格を保証するものではありません。
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