本当は何を望んでいるのか、わからなくなる理由

本当は何を望んでいるのか、わからなくなる理由

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※この記事は、雑誌の人生相談コーナーでの経験をもとに書いています。

以前、私は雑誌の人生相談のページを担当していました。

たくさんの相談文を読んでいると、

「自分がどうしたいのか、わからない」

という相談が少なくありませんでした。


相手に腹が立っている。

悲しい。

不安。

もう疲れた。

いろいろな感情が出てくる。

でも、

「じゃあ、本当はどうしたいのですか?」

と考えると、

急にわからなくなる。


なぜ、こんなことが起きるのでしょうか。

理由のひとつは、

「自分の本音が、感情の奥に隠れてしまっているから」です。


例えば、

「もっと相手に優しくしてほしい」

と思っているとします。


でも、その言葉の奥には、

「大切にされていると感じたい」

という気持ちがあるかもしれません。


さらにその奥には、

「安心して一緒にいたい」

という本当の願いがあるかもしれない。


つまり、

最初に出てきた言葉が、

必ずしも「本当に望んでいること」とは限らないのです。


悩んでいるときは、

怒りや不安が大きくなっています。

そのため、

「相手にこうしてほしい」

「相手が悪い」

というところで、考えが止まりやすくなります。


でも、そこから一歩進んで、

「なぜ、そうしてほしいのか」

と考えてみる。


すると、

怒りの奥に寂しさがあったり、

不満の奥に期待があったり、

不安の奥に「安心したい」という気持ちがあったりします。


以前の記事で、

悩みは「出来事・気持ち・不安」に分けると整理しやすくなる、

という話を書きました。


でも、整理することの目的は、

ただ頭の中をきれいにすることではありません。


その先にある、

「自分は本当はどうしたいのか」

を見つけることが大切なのです。


相手に謝ってほしいのか。

もっと話を聞いてほしいのか。

少し距離を置きたいのか。

それとも、

ただ安心したいのか。


ここがわかるだけでも、

悩みの見え方は変わってきます。


逆に、

ここがわからないまま解決策を探しても、

「これをすればいい」と思える答えには、なかなかたどり着けません。


だから、

悩んでいるときに大切なのは、

すぐに答えを出すことではありません。


「自分は何に困っているのか」

「何を感じているのか」

「そして、本当はどうしたいのか」


この順番で整理していく。


そうすると、

今まで「どうすればいいかわからない」と思っていた悩みでも、

少しずつ進む方向が見えてくることがあります。


一人で考えていると、

「相手をどうにかしたい」という気持ちと、

「本当は自分がどうしたいのか」が混ざってしまうことがあります。


そんなときは、

答えを急ぐのではなく、

まず自分の中にあるものを一つずつ整理してみる。


その中から、

「自分が本当に望んでいること」を見つけていく。


一人で考えていると、

自分の本音は意外と見えにくいものです。

だからこそ、

一度、頭の中を一緒に整理してみませんか。

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