夜泣き、ひとりで抱えていませんか?
夜中、何をしても泣き止まない我が子を抱えて、途方に暮れてしまうこと、ありますよね。抱っこしても、ミルクをあげても、オムツを替えても泣き止まなくて、最終的に車に乗せてドライブに出かけた、という保護者の方も少なくありません。「もう他に方法がないかも」「明日も仕事なのに」そんな気持ちを抱えながら、夜の街をそっと走った経験、実はとても多くの方が通ってきた道なんです。
保育士として13年、たくさんのお子さんのお昼寝や寝かしつけの時間に寄り添ってきましたが、「夜泣きがつらい」「寝かしつけに何時間もかかる」というお話は、本当によくうかがいます。眠れない夜が続くと、心も体もじわじわとすり減ってしまいますよね。
夜泣きが続くと、「自分の育て方が悪いのかな」と、つい自分を責めたくなってしまうこともあると思います。でも大丈夫です。夜泣きは、脳や心が育っていく過程で、ごく自然に起こるものなんです。ある意味、赤ちゃんが「自分で気持ちを整理する練習」を、少しずつ始めている時期とも言えます。今は大変でも、少しずつ自分で眠りにつく力を育てている、そんな成長の途中にいるんですね。
現場で、そっとお伝えしていること
体の揺れや音に、そっと委ねてみる 車に乗せてドライブに出ると、ふっと泣き止んで眠ってくれることがあります。エンジンの音や車の揺れが、赤ちゃんにとって心地よい刺激になっているようです。抱っこでのゆったりとした揺れも、同じような効果があります。
寝る前に、小さな「安心スイッチ」を作ってあげる 長い時間をかける必要はありません。10分ほどでも、絵本を一緒に読む時間を作るだけで、子どもは安心して自分から眠りについてくれることがあります。「これをしたら寝る時間だね」という決まった流れがあると、子どもの心もふわっと切り替えやすくなるようです。特別なことをする必要はなく、短くても毎日同じことを繰り返すだけで十分です。
「トントンしてあげるね」が、いちばんの魔法かもしれません そう声をかけながら、優しく体をさすってあげる。この一言と、そっと繰り返す動作があるだけで、子どもは「もう安心していいんだ」と、気持ちを切り替えやすくなります。言葉と一緒に繰り返される優しい動作は、子どもにとって「眠りへのサイン」として、少しずつ心に根付いていきます。
無理に頑張りすぎなくて、大丈夫
夜泣きへの向き合い方に、たったひとつの正解はありません。ドライブが合う子もいれば、絵本が合う子もいます。いろいろ試しながら、その子に合う方法を見つけていく、それだけで十分なんです。
とはいえ、毎晩のことだと、心も体も本当に疲れてしまいますよね。それは、まったくおかしいことではありません。ここまで頑張ってきたあなたは、もう十分すぎるくらい、よくがんばっています。
もし「ちょっと誰かに話したいな」と思ったときは、どうか一人で抱え込まないでくださいね。保育士としての現場経験をもとに、お子さんの様子に寄り添いながら、一緒に考えさせてください。
→ 夜泣き、ひとりで抱えていませんか?保育士13年目が、そっとお話をお聞きします