お着替え・トイトレ、ひとりで抱えていませんか?
「自分でやる!」と服を引っ張って離さない。手伝おうとすると、余計に泣いて嫌がってしまう。朝の忙しい時間に、着替え一つでこんなに時間がかかるなんて……そんな経験、ありますよね。トイトレも同じで、誘ってもかたくなに拒否されたり、逆に「自分で行く!」と言い張って、失敗してしまったり。毎日のことだから、心がじわじわとすり減ってしまいますよね。
保育士として13年、着替えやトイトレの場面にたくさん寄り添ってきましたが、「うちの子、自分でやりたがって全然進まないんです」というお話は、本当によくうかがいます。忙しい時間帯だと、なおさら焦ってしまいますよね。
「自分でやりたい」という気持ちは、わがままなんかじゃありません。自立への、とても大切な一歩なんです。うまくいかずに癇癪を起こしてしまうのも、「できるようになりたい」という気持ちの裏返し。今は時間がかかっても、その積み重ねが、少しずつ「自分でできる」という自信につながっていきます。
現場で、そっとお伝えしていること
「自分でやりたいんだよね」と、まず気持ちを受け止める 嫌がっているように見えても、実は「自分でやりたい」という気持ちの表れであることがほとんどです。手伝おうとする前に、「自分でやりたいんだよね」と一言、気持ちをそっと言葉にして受け止めてあげるだけで、子どもの態度がふっと柔らかくなることがあります。頭ごなしに「早くしなさい」と急かすより、まず気持ちに寄り添うことが、結果的にはスムーズに進む近道になったりします。
「できないところ」はそっと手伝い、「できたところ」を一緒に喜ぶ 全部を一人でやらせる必要はありません。ボタンがうまく留められない、靴下のかかとが入らない、そんな「まだ難しいところ」は、そっと手伝ってあげて大丈夫です。大事なのは、できた部分に目を向けて、「自分でできたね!」と一緒に喜ぶこと。「できなかったこと」より「できたこと」に、ふんわりと注目してもらえると、子どもも「またやってみよう」という気持ちになりやすいです。
無理しなくて、大丈夫
朝の忙しい時間に着替えで足止めされたり、トイトレがうまくいかずに焦ったりすると、心に余裕がなくなってしまうこと、ありますよね。それは、まったくおかしいことではありません。毎日のことだから、疲れてしまって当たり前なんです。
もし「ちょっと誰かに話したいな」と思ったときは、どうか一人で抱え込まないでくださいね。保育士としての現場経験をもとに、お子さんの様子に寄り添いながら、一緒に考えさせてください。
→ お着替え・トイトレ、ひとりで抱えていませんか?保育士13年目が、そっとお話をお聞きします。