こんばんは。いつも読んでいただきありがとうございます。
四柱推命の基本を紹介するシリーズの第3回は「陰陽(いんよう)」です。前回の「五行」と並んで、四柱推命の土台になっている考え方です。
「陰陽」という言葉は、占いに詳しくなくても聞いたことがあるかもしれません。難しそうに見えますが、日常の感覚に近いものなので、ゆっくり見ていきましょう。
陰陽とは
陰陽とは、世の中のものを「陰」と「陽」という、対になる2つの性質で捉える考え方です。
身近な例で並べてみます。
昼 ⇔ 夜
太陽 ⇔ 月
夏 ⇔ 冬
動 ⇔ 静
表 ⇔ 裏
どちらか一方だけでは成り立たず、2つがそろって初めてバランスが取れます。昼だけでも夜だけでも、私たちは生活できませんよね。陰陽は、そういう「2つで1つ」の関係を表しています。
陰と陽、それぞれのイメージ
四柱推命では、おおまかに次のようなイメージで捉えます。
陽のイメージ
外に向かう、動く、広がる、積極的、明るい、表に出る
陰のイメージ
内に向かう、静か、まとまる、受け止める、穏やか、内に秘める
ここで大切なのは、陰と陽に良し悪しはないということです。
「陽のほうが明るくて良さそう」と感じる方もいるかもしれません。でも、陰には陰にしかない良さがあります。陽が前に進む力だとすれば、陰は受け止めて深める力です。どちらも、なくてはならないものです。
陰の中に陽、陽の中に陰
陰陽を表す図に「太極図(たいきょくず)」があります。白と黒が勾玉のように組み合わさった、あの丸い図です。
よく見ると、白い部分の中に黒い点が、黒い部分の中に白い点があります。これは、陽の中にも陰があり、陰の中にも陽があるということを表しています。
人も同じです。
普段は明るく社交的な人が、実は一人の時間をとても大切にしている
物静かな人が、好きなことになると驚くほど熱く語る
こうした一見矛盾して見える面も、陰陽の考え方では自然なことです。人は一面だけでできているわけではありません。
五行と陰陽のつながり
前回お話しした五行は、木・火・土・金・水の5つでした。四柱推命では、この5つがそれぞれ「陰」と「陽」に分かれると考えます。
木 → 陽の木・陰の木
火 → 陽の火・陰の火
土 → 陽の土・陰の土
金 → 陽の金・陰の金
水 → 陽の水・陰の水
5つ×2で、合計10種類になります。同じ「木」でも、陽の木と陰の木では性質の出方が違うということです。
この10種類は「十干(じっかん)」と呼ばれ、甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)……といった名前がついています。ここは四柱推命の核心に入る部分なので、次回くわしくお話しします。
陰陽はバランスが大切
陰陽の考え方で大事にされているのは、「どちらが強いか」より**「バランス」**です。
陽が強すぎると、勢いはあるけれど疲れやすく、休むのが下手になりがち
陰が強すぎると、慎重で落ち着いているけれど、動き出すまでに時間がかかりがち
こうした傾向は、どちらも長所の裏返しです。
日々の暮らしに置き換えると、頑張りが続いて疲れたときは「陰」の時間(休む・静かに過ごす)を、気持ちが停滞しているときは「陽」の時間(外に出る・動く)を意識すると、整いやすくなります。
注意したいこと
ここまで読んで、「自分は陽タイプ」「あの人は陰タイプ」と、ひとことで決めたくなるかもしれません。でも、陰陽は人を2つに分けるラベルではありません。
状況や相手、その時期によっても、表に出る面は変わります。陰陽は「自分を決めつけるもの」ではなく、自分や相手を柔らかく理解するための視点として使うのがおすすめです。
まとめ
陰陽とは、ものごとを「陰」と「陽」の2つの性質で捉える考え方
陽は外へ向かう動き、陰は内へ向かう静けさ。どちらも良し悪しはない
陽の中に陰があり、陰の中に陽がある
五行がそれぞれ陰陽に分かれて、全部で10種類(十干)になる
大切なのは、どちらが強いかより「バランス」
次回は、五行と陰陽が組み合わさった「十干(じっかん)」について、10種類それぞれのイメージをやさしくお話しします。
「自分の本質を知りたい」「自分の持ち味や、気づいていない一面を知りたい」という方は、お気軽にご相談ください。生年月日から、あなたの本質を丁寧に読み解いていきます。