こんばんは。いつも読んでいただきありがとうございます。
前回は「四柱推命とは何か」をお話ししました。今回は、四柱推命の土台になっている「五行(ごぎょう)」について、やさしく解説していきます。
自分や身近な人の性格を考えるときのヒントにもなるので、ぜひ「あの人は何タイプかな?」と思い浮かべながら読んでみてください。
五行とは
五行とは、世の中のあらゆるものを、次の5つのエネルギーに分けて考える古代中国の考え方です。
木(もく)・火(か)・土(ど)・金(ごん)・水(すい)
これは、実際の木や火そのものを指すのではなく、それぞれが持つ性質やイメージを表したものです。四柱推命では、この5つのバランスから、その人の傾向を読み解いていきます。
5つのエネルギーの特徴
🌳 木:成長・発展のエネルギー
イメージは、まっすぐ空に向かって伸びていく樹木。春の芽吹きにもたとえられます。
・向上心がある、新しいことが好き
・成長や挑戦にワクワクする
・束縛されるのが苦手
🔥 火:情熱・表現のエネルギー
イメージは、周りを明るく照らす炎。夏の太陽にもたとえられます。
・明るく華やか、感情表現が豊か
・情熱的で、熱しやすい
・人を惹きつける魅力がある
🪨 土:安定・包容のエネルギー
イメージは、あらゆるものを受け止める大地。季節の変わり目を支える存在とされます。
・どっしりとして安定感がある
・面倒見がよく、信頼されやすい
・変化よりも安心を大切にする
💎 金:決断・誠実のエネルギー
イメージは、磨かれて輝く金属。収穫の秋にもたとえられます。
・きちんとしていて筋を通す
・決断力があり、美意識が高い
・白黒はっきりさせたい
🌊 水:知恵・柔軟のエネルギー
イメージは、形を変えながら流れる水。静かな冬にもたとえられます。
・頭の回転が早く、知的好奇心が強い
・状況に合わせて柔軟に対応できる
・一人で考える時間を大切にする
5つの関係には「流れ」がある
五行は、それぞれがバラバラに存在しているのではなく、互いに影響し合っていると考えます。その関係には、大きく2種類あります。
① 相生(そうしょう):育て、助け合う関係
・木は燃えて、火を生む
・火が燃え尽きて、土(灰)になる
・土の中から、金(鉱物)が生まれる
・金の表面に、水(水滴)が生じる
・水は、木を育てる
② 相剋(そうこく):抑え、コントロールし合う関係
・木は、土から養分を奪う
・土は、水をせき止める
・水は、火を消す
・火は、金を溶かす
・金は、木を切る
「相剋」と聞くと悪いものに聞こえるかもしれませんが、そうではありません。互いに抑え合うことで、バランスが保たれている面もあります。
大切なのは「バランス」
五行は、どれが良い・悪いというものではありません。それぞれに長所があり、同じ性質でも出方によって強みにも弱みにもなります。
たとえば「木」の成長意欲は、前向きな行動力にもなれば、落ち着きのなさにもなります。「水」の柔軟さは、優れた適応力にもなれば、優柔不断にもなります。
四柱推命では、この5つがどんなバランスで命式に現れているかを見て、「その人らしさ」を読み解いていきます。
注意:「自分は〇〇タイプ」と決めつけすぎないで
今日ご紹介したのは、五行それぞれの基本的なイメージです。実際には、生年月日や生まれた時間から、5つのエネルギーがそれぞれどれくらい含まれているかが決まります。
つまり、ほとんどの方が「ひとつのタイプ」ではなく、複数の要素を併せ持っています。流派によって見方が少し異なる場合もあるので、あくまで入口の知識として楽しんでいただければと思います。
まとめ
・五行は、木・火・土・金・水という5つのエネルギーの考え方
・それぞれに性質があり、良い悪いはなく、バランスが大切
・5つの間には「相生(育て合う)」と「相剋(抑え合う)」の流れがある
・実際の命式では、複数の要素が組み合わさっている
次回は、五行とセットで使われる「陰陽」について、わかりやすくお話しします。
「自分の命式にどんなエネルギーが多いのか知りたい」という方は、お気軽にご相談ください。生年月日から、あなたの本質を丁寧に読み解いていきます。