間違えても、演奏を止めない

間違えても、演奏を止めない

記事
音声・音楽

間違えると、つい止めたくなりますよね

レッスンをしていると、間違えた瞬間「あっ」と手を止めて、そこからもう一度やり直そうとする生徒さんが結構います。
その気持ち、すごく分かります。
間違えたところがいつまでも気になるし、そのまま進むと「間違ったまま弾いている」ような感じがしてしまうものです。
でも僕は、なるべく演奏を止めないように声をかけています。

音楽は待ってくれないから

なぜなら、実際に音楽を演奏するとき、時間は止まってくれないからです。音源に合わせて弾いているとき、自分が一音間違えても曲はそのまま進んでいきます。バンドで演奏しているときだって同じです。
たとえ自分がコードを一つ間違えたからといって、「ちょっと待って、もう一回ここから!」というわけにはいきません。ドラムもベースもボーカルも、そのまま次の小節へ進んでいきます。
だから、実際の演奏では「間違えない力」と同じくらい、間違えても戻ってこられる力が大切になるんです。

一音ミスってもバレないけど、演奏が止まると世界中にバレる

例えばライブで、一つ違うコードを弾いてしまったとします。でも、意外と聴いている人は気づかないものなんです。でも、その瞬間に演奏そのものが止まってしまったら、さすがにバレちゃいます。それは音楽の流れ=時間が途切れてしまうからです。
もちろん、正確に弾けるに越したことはありません。でも、音楽って100点を取ることだけが目的ではありません。多少のミスがあっても音楽が続いている、その方がずっと大切な場面があります。

失敗したら、次の「合流地点」を探そう

じゃあ、自分のミスにテンパって何を弾いているのか分からなくなったらどうするか?そんなときは、無理に追いつこうとしなくても大丈夫です。
次の小節、次のコード、次のAメロ、次のサビ。
自分が分かる場所を見つけて、そこから戻ればいいんです。
一度道を外れてしまっても、少し先でまたみんなと合流できればいい。その感覚を持っておくと、本番でミスをしたときにも慌てにくくなります。

最後まで弾いたら、細部を繰り返してみる

もちろん、間違えたところを放っておいていいというわけではありません。最後まで弾き終えたら、「さっき、あそこで引っかかったな」と戻って練習すればいいんです。
僕は、曲を止めずに最後まで弾く練習と、苦手なところだけを取り出して練習する時間は、分けて考えた方がいいと思っています。
苦手な部分を直す練習では、何度止まっても構いません。でも、「一曲通して演奏する」と決めたら、なるべく止まらない。
この二つを使い分けるだけでも、演奏のクオリティはかなり変わってきます。

「止まり癖」って意外と抜けにくい

毎回、間違えるたびに止まっていると、「間違えたら止まる」という動きそのものが癖になってしまいます。これは少し怖いところです。練習でいつも止まってしまう人が、本番だけ止めずに弾くのはなかなか難しいからです。
だから普段のレッスンから、少しくらい間違えても演奏を続ける経験を積んでもらうようにしています。
最初は「完成度が低いけど大丈夫かな?」と落ち着かないかもしれません。でもこの考え方に慣れてくると、「あ、間違えたけど次の小節から戻ろう」と切り替えられるようになります。
これは、かなり実践的な演奏力だと思っています。

生徒さんが教えてくれたこと

長くレッスンをしていると、「上手な人=ミスをしない人」ではないことに気づきます。もちろん技術が上がれば、ミスそのものは減っていきます。でもそれ以上に、上手な人はミスをした後の立て直し方が上手いんです。
一つ間違えても引きずらない。
すぐに次へ切り替える。
そして、音楽そのものは止めない。
これはギターだけではなく、どんな楽器にも共通したことで、本番のステージで必要になる力です。まずは最後まで音楽を続けてみましょう。もし間違えても、あとで直せばいいんです。
僕のレッスンでは、そんな「止まらずに弾き切る力」も、一緒に身につけていけたらと思っています。

本番に強くなれるレッスンを提供します!


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す