「左手を小さく」って、どれくらい?

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音声・音楽
ピアノを弾いていると、レッスンでよく言われる、
「左手をもう少し小さく」という言葉。

でも、言われた側からすると、
「小さくって、どれぐらい?」と思うことはありませんか。

◆右手と左手のバランス

単純に左手の音が強く出ている場合は、音量のバランスを調整していきます。
右手がメロディを担当しているなら、右手は舞台の中央にいる主役。左手は後ろにいて、主役を支える脇役。そんなイメージです。

「それが難しい!」とよく言われます。

まずは自分の音をよく聴くこと。そして色々な例えを交えて伝えていくうちに、だんだんコツを理解できるようになることが多いです。

左手も、もちろん大切です。
でも右手と同じくらい前に出てしまうと、主役であるメロディが聴こえにくくなってしまいます。

「左手を小さく」というより、
右手と左手の役割に合わせて、バランスを整える、と考えると分かりやすいかもしれませんね。

◆左手は小さければいい?

初心者のうちは、まず右手と左手のバランスを整えて、左手が必要以上に大きくならないようにする。これはとても大切です。

それができるようになったら、今度は左手も意識してきちんと聴いてみます。

「左手を小さく」と言われ続けていると、いつの間にか、左手=目立たせてはいけないもの、になってしまうかもしれません。

でも、左手にも音楽があります。
ただ小さいのではなく、どう小さいのか。

オブラートに包んだような柔らかい音、小さくても芯のある音、メロディの邪魔をしないけれど主張する音など、曲や場面によって、左手に求められる音は変わります。

また、テンポ、拍感、和声、リズムなど、左手が音楽を支えていることも多くあります。
左手を「小さくすること」だけに意識が向いてしまうと、こうした役割まで弱くなってしまうことがあります。

◆左手だけ取り出して練習

まずテクニック面で問題があるなら、そこを解消するために左手だけで練習をしてみます。
音を間違えずに弾けるようにする。手の使い方を確認する。音の粒をそろえる。まずは、そうしたテクニック面を整えます。

それができるようになったら、今度はただ音を並べるのではなく、フレーズや音の流れを感じながら弾いてみます。

「この音から次の音へ、どう流れている?」
「どこへ向かっている?」

左手だけで音楽的に弾けるようになると、右手と左手を合わせたときの演奏が、とても豊かになります。

◆まとめ

「左手を小さく」と言われたら、まずは右手と左手のバランスを考えてみる。
どれくらい小さくするかは、曲や場面によって変わります。

客観的に確認したいときは、録音して聴いてみるのもおすすめです。思っていたより左手が目立っていたことに気付くこともあります。

演奏しながら自分の音をよく聴けるようになると、「左手を小さく」という言葉の意味も、少しずつ変わってくるかもしれません。

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