「毎日練習しているのに、なかなか弾けるようにならない」
「何度も同じところを練習しているのに、いつもそこで間違えてしまう」
ピアノ初心者の方から、そんなお悩みを聞くことがあります。
私は初心者の方に「すぐにスラスラ弾けるようになりますよ!」とは言えません。
ピアノは練習すれば少しずつ弾けるようになる楽器ですが、そのためには「ただ何度も繰り返して弾くだけ」ではなく、正しい練習の仕方を知ることも大切です。
◆ 弾けないところの部分練習
曲を最初から最後まで、何度も通して練習していませんか?
もちろん通して弾く練習も必要ですが、いつも同じ場所で止まってしまうなら、そこを取り出して練習してみましょう。
間違える部分によりますが、1小節単位またはそれより短く区切って練習してください。ゆっくり、正確に。ミスなしで続けて弾けるようになるまで繰り返します。
できるようになったら、すこし前からつなげて弾いてみる。こうして、弾けない部分を一つずつ「弾ける部分」に変えていきます。
最初から最後まで何度も弾くより、苦手な部分に集中して練習するほうが、効率よく上達できます。
◆確実に弾ける速さまで、テンポを落とす
「早く弾けるようにしたい」と思うと、つい自分が弾ける速さより速いテンポで練習してしまいがちです。でも、いつも同じ箇所でミスをするなら、そこは立ち止まってみましょう。
まず、確実に正しい音で弾ける速さまでテンポを落とすことが大切です。
「こんなに遅くていいの?」
と思うくらい、とにかくゆっくりで大丈夫。
正確に、落ち着いて弾ける速さで。そこからほんの少しずつテンポを上げていきます。間違えやすいテンポが分かれば、そこからがスタートです。
◆音だけでなく、指使いにも意識を向ける
楽譜を読むとき、「音」だけに目がいっていませんか?楽譜に書かれている指番号は、スムーズに弾くために推奨されている弾き方です。
場合によっては変更することもありますが、まずは番号どおりに繰り返し弾いてみましょう。
音と指の動きを一緒に覚えていくことで、少しずつ弾けるようになっていきます。
◆練習の仕方が大切
ピアノの練習は、決して華やかなものではありません。ゆっくり弾いたり、同じ部分を何度も繰り返したり。正直、地道な作業です。
「もっと簡単に弾ける方法はないの?」と思うこともあるかもしれませんが、私はピアノについては、初心者の方に「すぐに弾けますよ」とは言えません。
その代わり、
「正しい練習を積み重ねれば、少しずつ必ず弾けるようになる」とお伝えしたいです。
昨日はミスばかりだった箇所が、今日はスムーズに弾けるようになった。前半だけは全体のテンポが少し上がった。
そんな小さな変化の積み重ねが、やがて1曲を弾ける力になっていきます。
◆まとめ
「練習しているのに、なかなか弾けるようにならない」と感じたときは、まず練習の仕方を見直してみてください。
それでも弾けるようにならない時は別の問題が隠れているかもしれないので、第三者に演奏を見てもらうことも一つの方法です。
これまで私は指導歴25年以上の中で、多くの生徒さんの演奏を指導してきました。ココナラでは送っていただいた演奏動画を見て、弾き方のクセや改善するとよいポイントをお伝えしています。
「練習しているけれど、何を直したらいいのか分からない」そんな方の練習のヒント、またはお手伝いになれば嬉しいです。