「最近、社員が辞めてしまうんです」
中小企業の経営者の方から、こうした相談を受けることがあります。
社員が辞めると、「本人に問題があったのでは?」「最近の若い人は……」と考えてしまうこともあると思います。
もちろん、退職理由は人によって違います。
ただ、私はまず「会社側にも確認することがある」と考えています。
特に確認したいのが、次の3つです。
① 採用時と入社後で、仕事内容や期待が変わっていないか
② 上司によって指示や評価の基準が変わっていないか
③ 「見て覚えて」になっている仕事がないか
私はこれまで、店舗責任者、FC本部・SV、助成金コンサル、社労士事務所など、さまざまな立場で「人が働く現場」に関わってきました。
その中で感じるのは、社員個人の能力だけではなく、「人が働く仕組み」が整っているかどうかが、会社の働きやすさや成長に大きく影響するということです。
例えば、優秀な社員を採用しても、
・何を期待されているのかわからない
・評価される基準がわからない
・上司によって言うことが違う
・仕事を教えてもらう仕組みがない
という状態なら、本人の能力を十分に発揮できないことがあります。
だから私は、「社員が辞めた」という事実だけを見て、次の採用を考えるのではなく、
「なぜ、この会社ではこの問題が起きたのか?」
を一度整理することが大切だと考えています。
採用、労務、人材育成、業務の仕組み。
一見別々に見える問題も、実はつながっていることがあります。
私は現在、中小企業向けに外部人事・労務の支援を行っています。
「社員のことで困っているけれど、誰に相談すればいいかわからない」
そんな段階でも構いません。
まず状況を整理するところから、一緒に考えることができます。