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コラム
「答えが出ないまま、ずっと胸に残る」 ードゥニ・ヴィルヌーヴ監督の話。
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コラム
原田 せん
2026/08/28 08:23
こんにちは、原田です(^^)
夜中の内に雨が降ってたらしく
昨日は体調が最悪だったのですが
今日は、なんとか持ちこたえそうです。
今日は、
わたしが大好きな監督のひとり、
ドゥニ・ヴィルヌーヴ
について書いてみたいと思います。
『
ボーダーライン
』
『
灼熱の魂
』
『
プリズナーズ
』、
この3作品を観て、
すっかりやられてしまいました。
『ボーダーライン』—「正義」って、こんなに揺らぐものなんだ
麻薬組織との戦いを描いたサスペンスなんですが、
観ていて一番衝撃だったのは
「これ、誰が正しいんだろう?」
という感覚がずっと拭えないところでした。
エミリー・ブラント演じる主人公は、
正義感を持って現場に飛び込んでいくんですけど、
進めば進むほど、
法律とか正しさとか、
そういうものの輪郭が
どんどんぼやけていくんですよね。
彼女自身が
「自分は今どこに立っているんだろう」
と迷子になっていく様子が、
観ているこっちまで不安にさせてくる。
派手などんでん返しがあるわけじゃないのに、
じわじわと息苦しくなっていく。
あの緊張感の作り方、
本当にすごいなと思いました。
『灼熱の魂』—静かな声で語られる、あまりに重い真実
もう一本の『灼熱の魂』は、
亡くなった母親の遺言をきっかけに、
双子の姉弟が母の過去を辿っていく物語です。
正直、
観終わったあと、しばらく声が出ませんでした。
母親が生きてきた時代、
抱えていた秘密…
それがひとつひとつ明らかになっていく過程が、
本当に重くて、
でも目を逸らせない。
戦争や宗教対立のなかで
人がどんな選択を強いられるのか。
その理不尽さを、
声高に糾弾するでもなく、
淡々と、
でも確かな熱を持って描いているところに、
逆にぞっとするような説得力を感じました。
なかでも忘れられないのが、
双子のひとりが真実に気づく場面で漏れる
「1+1=2にならないのはなんでだろう?」
というひとこと。
シンプルな言葉なのに、
それまで積み重なってきた事実の重さが
一気に押し寄せてくるようで、
胸を突かれました。
『プリズナーズ』—正義感が、じわじわと人を壊していく
娘を誘拐された父親が、
警察の捜査に業を煮やして、
自ら動き出す物語です。
ヒュー・ジャックマン演じる父親の
「娘を守りたい」
という気持ちは痛いほどわかるのに、
その一途さが
どんどん常軌を逸していく過程が
本当に苦しかったです。
正しさのために
踏み越えてはいけない一線を越えていく人間の姿を、
突き放すでもなく寄り添うでもなく、
ただじっと見つめ続けるような撮り方をしていて…。
観ているこちらの心まで、
じわじわとヒリヒリしてくるような感覚がありました。
『灼熱の魂』と『プリズナーズ』は、
観終わったあと
「砂を噛むような」
重さがずっと胸に残る作品で、
わたしにとって忘れられない2本になっています。
特に『プリズナーズ』は、
ラストにか細く聞こえてくる笛の音に、
思わず息を呑みました。
派手な音楽で盛り上げるのではなく、
あの小さな音ひとつで
全部を語ろうとする演出に、鳥肌が立ちました。
SFの壮大さにも痺れる—『DUNE』『ブレードランナー2049』
社会派の作品だけでなく、
『DUNE』シリーズや
『ブレードランナー2049』のような
壮大なSF作品でも、
その手腕はまったく揺るがないんですよね。
スケールの大きさに圧倒されながらも、
根底にある
「人はどう選択し、何を背負って生きるのか」
という問いは変わらない気がしています。
3作品を通して感じた、ヴィルヌーヴ監督の「凄み」
タイプの違う作品たちなんですが、
観終わったあとに残る感覚は
どこか似ている気がしています。
★派手な演出に頼らず、
じわじわと緊張感を積み上げていく
★「これが正解」という
スッキリした答えを最後まで用意しない
★登場人物が抱える痛みを、
説明しすぎずに映像と間で語らせる
観客に委ねる部分がすごく多い監督だなと感じます。
だからこそ観終わったあとも、
頭の中でずっと反芻してしまう。
「あの選択は正しかったのか」
「あの人は救われたのか」
…考え続けてしまうんですよね。
派手なカタルシスより、
こういう
「答えの出ないまま残る余韻」
に惹かれてしまう自分がいます。
まだ観られていない
『メッセージ』や
『DUNE』シリーズも、
これから追いかけていきたいなと思っています(^^♪
最後まで読んでくださって、ありがとうございました*
#映画オタク
#ひきこもり
#うつ病
#HSP
#発達障害
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