傷病手当金と失業給付、退職後に確認したい順番

傷病手当金と失業給付、退職後に確認したい順番

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コラム
退職後に体調を崩したとき、「傷病手当金と失業給付、どちらを受け取れるのだろう」と迷う方がいます。

この2つは、目的がまったく違う制度です。金額を比べる前に、今の自分が働ける状態かどうかから整理すると、迷いはかなり減ります。

【目的が違うので、同時には成り立ちにくい】
傷病手当金は、健康保険の被保険者が病気やけがの療養のために働けず、給与が十分に支払われない場合の制度です。

一方、雇用保険の基本手当は、働く意思と能力があり、求職活動をしていることが前提になります。

「働けないから受け取る」ものと、「働けるのに仕事が見つからないから受け取る」もの。方向が逆なのです。体調のためにすぐ求職活動ができない時期は、まず医師の指示と療養の見通しを確認し、どちらの窓口へ先に相談するかを決めてください。

【退職前からの状況を、時系列で書き出す】
確認するときは、「いつから休んだか」「退職日」「給与が出た期間」「医師から就労についてどう言われているか」を1枚にまとめておきます。

傷病手当金は在職中の状況や健康保険の加入状況が関わり、雇用保険は離職理由や手続きの時期が関わります。時系列があるだけで、窓口で聞くべきことがはっきりします。

【受給期間の手続きは、放置しない】
病気やけがで長期間働けない場合、雇用保険の受給期間について手続きが必要になることがあります。

必要書類も期限も個別の状況で変わります。「回復してから考えよう」と後回しにすると、手続きできる時期を過ぎてしまうことがあります。早めにハローワークへ相談してください。傷病手当金については、加入していた健康保険の窓口や勤務先に聞くのが確実です。

【相談前に整理する3点】
1. 今、求職活動を始められる健康状態か
2. 退職前の欠勤・給与・健康保険の状況はどうだったか
3. ハローワークと健康保険の窓口へ、いつ何を確認するか

どちらが得か、だけで決める話ではありません。療養を優先しながら、期限のある手続きだけは落とさない。その順番で進めてください。

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