アメリカの秋は「〇〇」!?ついに挑戦した噂の秋味

アメリカの秋は「〇〇」!?ついに挑戦した噂の秋味

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日本の秋の味覚といえば、焼き芋に栗、そして脂ののった秋刀魚(さんま)など、素材そのものの旨味や香ばしさを味わう食べ物がパッと思い浮かびますよね。
ところが、アメリカで秋を迎えると、街やスーパーの空気が一変します。

9月を過ぎてスーパーの自動ドアをくぐると、「あ、秋の香りがする!」と瞬時にわかるほど、店内中に甘くスパイシーな香りが充満し始めるのです。その香りの正体は、この時期一斉に売り場へ並び始める「パンプキン」や「アップル」の商品たち。そしてそれらと合わせられるのがシナモンなどのスパイス。店内はそのシナモンなどのスパイスの香りが強いのだと思いますが、入った瞬間から全身で秋を感じます。

売り場を見渡せば、温めて飲む濃厚なアップルサイダーに、それを生地に練り込んだドーナツ、子どもたちが大好きなツヤツヤのキャラメルアップル。そして、シナモンやナツメグ、クローブなどのスパイスがたっぷり効いたパンプキンパイや、あらゆる商品に登場するパンプキンスパイス味のお菓子たち。まさに街中がこの2大フレーバーで溢れかえります。

ただ、ここで私にはずっと長年抱いていた素朴な疑問がありました。
「……なんで、かぼちゃにわざわざスパイスを加えるの?」
「パンプキン単体の味じゃダメなの!?」
素材そのものの甘みを楽しみたい日本人感覚からすると、かぼちゃにシナモンやスパイス、という組み合わせにどうしても抵抗があり、
「パンプキンだけでいいのに……」と心の中で密かに思っていたのです。

そのため、アメリカで何年間も秋を通り過ぎてきたにもかかわらず、大手カフェチェーンなどで大人気の秋の定番ドリンク「パンプキンスパイスラテ」には一度も手を伸ばしたことがありませんでした。

ですが、今年。「やっぱり一度は経験しておきたい!」と思い立ち、ついに人生初のパンプキンスパイスラテに挑戦してみることにしたのです。
ドキドキしながら一口飲んでみた、私の正直な感想は……
「……あれ? 思ったよりスパイス感はないかも?」
一口目は意外にもまろやかで、拍子抜けするくらい普通に飲めました。なんだ、そんなにスパイス強くないじゃん……と思ったのも束の間。ゴクンと飲み込んだあと、喉の奥からスパイスがじわじわと存在感をアピールしてくるのです。

そして私の最終的な結論は――
「うん、やっぱりスパイスはなくてもいいんじゃないかな!(笑)」
という、感想で幕を閉じました。
やっぱり「かぼちゃはかぼちゃの味だけで勝負してほしい」と思ってしまうのは、日本育ちの性(さが)なのかもしれません。

それでも、スーパーに充満するシナモンの香りを感じたり、噂のパンプキンスパイスラテを片手に「これがアメリカの秋かぁ」と体感できたりしたこと自体は、なんだかとても楽しい経験でした。
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