現場に彩りと保護を与える「塗装工事」。きれいに塗れているかは一目でわかりますが、実は「見えない部分」に品質の秘密が隠されています。今回は、監理者なら知っておきたい塗装の真髄をお届けします!
01 塗装の本当の目的は「お化粧」じゃない!?
塗装と聞くと見た目をきれいにするイメージが強いですが、指針における本来の目的は「美装」と「防食」です。
日光や雨、排気ガスといった過酷な外部環境から建物の「素地」を守り、寿命を延ばすためのバリアを作ることが最大の使命。
単に色が付けば良いというわけではなく、素地を保護する性能が確保されているかが監理の出発点です。
参考:監理指針18.1.1
02 塗装の出来栄え、塗る前に「8割」決まる!
塗装品質を左右するのは、ペンキを塗る技術よりも、その前の「素地ごしらえ」にあります。 汚れ、錆、油分が残ったまま塗ると、どんなに高級な塗料でも数年で剥がれてしまいます。
指針でも、下地を適切な状態に調整することが耐久性確保のために極めて重要であると強調されています。
参考:監理指針18.1.2
03 見本板は「実物」に近い環境で確認せよ!
このラインより上のエリアが無料で表示されます。
色彩の決定には「見本板」を使いますが、事務所の蛍光灯の下で見るのと、実際の現場で太陽光の下で見るのとでは、色の見え方が全く異なります。
指針では、必要に応じて見本の提出を求め、出来上がりのイメージを確認することを推奨しています。
大きな面積に塗ると色は明るく見える(面積効果)ため、できるだけ大きなサイズで、かつ現場の光の下でジャッジするのがプロのコツです。
参考:監理指針18.1.5(塗装工事関連)
塗装工事の数値やルールの一つひとつには、建物の劣化を食い止めるための理論的な裏付けがあります。
華やかな色に惑わされず、地道な工程管理を積み重ねていく。それが、プロの監理者としての価値ですね。 今回の知識が、皆さんの現場での鋭い眼光を支える一助になれば幸いです!
これからも現場ですぐに使える「武器になる知識」をお届けしていきます。共に、誇れる建物を作っていきましょう!次回の更新も楽しみにしていてくださいね♪