サロンは一生続けるもの、という考え方もあると思います。
でも私にとっては、サロンも「育てていく資産」のひとつ。
「どうなったら、この事業を誰かが欲しいと思うんだろう?」
と考えながら育てていくことに興味があります。
実際、これまでにもサロンを「事業」として考えてきました。
以前、月マイナス40万円だったサロンを、リスクを取って買ったことがあります。
そこからサロンを育てて、次の人に譲りました。
譲り受けた側は初めての経営でしたが、初月から黒字。
早速、シャンプー台を増設していました。
その姿を見ていると、正直「いいな」と羨ましく思う気持ちもあります。
でも同時に、自分が育てたものが次の人の事業になっていくことが、
すごく嬉しかった。
そこで、
「ある程度形になった事業を、初めて経営する人に、
リスクをある程度抑えた状態で譲る」
というのもいいなと思うようになりました。
売却を前提にすると、サロンを見る視点が変わります。
どんなサロンだったら欲しいのか。
誰もが欲しいと思う立地なのか。
今後の可能性はあるのか。
購入価格に見合う利益が出るのか。
予約までの導線は整っているのか。
顧客はいるのか。
誰かに引き継げるマニュアルがあるのか。
「今、売上がいくらあるか」だけではなく、
「自分がいなくても、事業として価値が残る状態になっているか」
を考えるようになります。
そして今、実際にそれを小さく試しています。
今のお部屋サロンは、始めて3ヶ月。
顧客なし、コンサルなし、看板なし、アパートの2階。
ポータルサイトも下位プラン。
私自身、サロン以外の集客経験もほとんどない状態で、ネット集客だけでスタートしました。
他でもサロンワークをしているので、約週4日稼働。
このサロンの収入だけで生活しているわけではありません。
正直、今の段階ではそれだけで生活するのは難しいです。
だから私は、「月商いくらなら成功」とは考えていません。
私が見ているのは、
0 → 5 → 10 → 15 → 20万円
と売上が増えていく中で、
「売上の発生源がどう変わっていくのか」
ということ。
最初は、たまたま来てくれる人がいる。
そこからSNSや口コミで新規が入る。
次に、施術者自身の雰囲気や発信を見て、「この人にお願いしたい」と来てくれる人が増える。
さらに、リピートや予約までの導線が整ってくる。
つまり、単に売上が増えるのではなく、
「なぜ、このサロンにお客様が来るのか」
が変わっていく。
私が見ている中では、プレイヤーからオーナーになった場合、
売上の出方にもある程度段階があると思っています。
2〜5万円くらい → お部屋サロンへの自然流入が中心
7〜10万円くらい → SNSや口コミが少し回り始める
12〜15万円くらい → 施術者自身の雰囲気や発信が強くなる
15〜20万円くらい → 箱の弱さを、施術者の魅力や導線で補えている
20万円以上 → 箱・施術者・導線のどこかが強く機能している
もちろん、これは業種や価格、地域、稼働時間などによって変わります。
あくまで私自身の感覚です。
まだ3ヶ月なので、これが正解という話でもありません。
ただ、私は最初から15〜20万円くらいを狙える設計にして、
実際にそこまで作ることができました。
ここが、自分でも面白いと思っているところです。
高額なセミナーやコンサルで学ぶ方法もあると思います。
でも、最初から大きなお金をかけられる人ばかりではない。
だからこそ、自分が実際にやってみて、
「お金をかけなくても、ここまで作れた」
という方法は、できる範囲で興味がある方には公開していこうと思っています。
私が好きなのは、サロンをずっと運営することよりも、
「作る → 育てる → 価値をつける」
という過程なのかもしれません。
サロンを一生続けるのもひとつ。
育てて譲るのもひとつ。
別の事業に展開するのもひとつ。
自分の資産が増えていくのであれば、その方法はサロン経営でなくてもいい。
私はただ、自分に合う方法を選んでいるだけです。
これからも、
「どうしたら価値になるのか」
を考えながら、ひとつずつ形にしていきたいと思っています。