コードを書けないので、ファイルを作るのも AI に頼んでいます。
「次にやること、をメモにまとめておいて」と言えば、作ってくれます。
ある日、そう頼みました。同じ名前のファイルが、すでにありました。
【何が消えたか】
リポジトリのいちばん上に 次にやること.md が置いてありました。
1週間前に自分で書かせたもので、35行あります。
中身は、写真投稿の自動化がどこで止まっているかの申し送りでした。
何が作ってあって、何がまだ入っていないか。
そして、画面から入れようとして3回失敗したこと、その3回がそれぞれどう壊れたか。
次に開いたときに、ここから再開するための紙です。
同じ失敗をもう一度やらないための紙でもありました。
新しく作るつもりの書き込みが、その35行を丸ごと置き換えました。
エラーは出ません。「書けました」と返ってきます。
【道具は、ちゃんと言っていた】
書き込みの応答は、2通りあります。
新しく作ったとき File created successfully at: …
上書きしたとき The file … has been updated successfully
created と updated。文面が違います。
このときの応答は updated のほうでした。
読んでいませんでした。
【なぜ読まないのか】
応答を「成功か、失敗か」を見る場所だと思っていたからです。
見ていたもの 成功したか、失敗したか
書いてあるもの どちらの成功か(新しく作った/上書きした)
「成功」と書いてあるので、そこで目が離れます。
そのあとに続く1語を読んでいません。
応答は結果の報告です。そして、どちらの結果かが書いてあります。
読み飛ばしていい場所ではありませんでした。
【助かった理由】
そのファイルは git に入れてありました。だから元に戻せました。
入れていなければ、消えて終わりです。
そして、もし気づかずにそのまま記録していたら、
履歴には「このファイルは削除された」として残ります。
あとから見た人には、消したつもりの作業に見えます。
書き込みが通った時点では、まだ何も起きていません。
記録に入れた時点で、間違いが正式なものになります。
つまり、気づける時間が一度だけあるということです。
書いたあとから、記録に入れるまでのあいだ。
このときに見ていたのは、応答ではなく「次に何をするか」でした。
【どう直したか(正直に書くと、決まりしか作っていない)】
このときやったのは、決まりを1つ足しただけです。
「書き込みの応答は必ず読む」。
これは「気をつける」の形なので、いつか破れます。
いま思っている、もう少しましな形はこれです。
✗ 書いたあとに、応答の文面で確かめる
○ 書く前に、その名前のファイルがすでに無いかを見る
応答を読むのは、取り返しがつくうちに教えてくれるという意味では効きます。
ただ、そのときにはもう上書きは済んでいます。
先に見るほうが強いのは、消える前だからです。
あとから読む決まりは、消えたあとに気づくための決まりでしかありません。
【持ち帰れること】
AI に作業をさせると、返ってくるのは「できました」です。
できたこと自体は本当です。問題は、何をした結果できたのかです。
✗ 成功と書いてある → 頼んだとおりになった
○ 成功と書いてある → 頼んだとおりかは、まだ分かっていない
新しく作ったのか、置き換えたのか。
足したのか、消したのか。
その区別は、応答の中に1語で書いてあります。
短いので、読み飛ばせてしまいます。
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