「承認欲求はなくした方がいい」
そんな言葉を一度は聞いたことがあるかもしれません。ですが実際は、承認欲求そのものを完全になくすことはできません。
なぜなら、人は誰しも「認められたい」「必要とされたい」「価値があると思われたい」という感情を持っているからです。これは弱さではなく、人としてごく自然な感情です。
むしろ問題なのは、承認欲求があることではなく、「承認欲求を持ってはいけない」と無理に否定してしまうことです。否定すればするほど、人は他人の言動に敏感になり、比較や劣等感に振り回されやすくなります。
例えばSNSを見ていて、「この人、承認欲求が強いな」と感じて違和感を覚えた経験はないでしょうか。過剰なアピール、自慢のような投稿、キラキラした発信。そういうものを見ると、なぜか心がざわつくことがあります。
ですが、その感情を深掘りしていくと、実は単純な嫌悪感だけではないことも多いです。
「自分はそこまで自己表現できていない」
「本当は自分も認められたい」
そんな気持ちが隠れている場合があります。つまり、相手への違和感の正体は、“嫉妬”や“羨ましさ”に近いケースもあるということです。
もちろん、全てがそうとは限りません。ですが、人の発信に強く反応する時ほど、自分の内面を知るヒントが隠れていることがあります。
だからこそ大切なのは、承認欲求を悪者にしないことです。
「自分にもある感情なんだ」と理解し、その上でどう向き合うかを考えていくこと。
人の目を気にしすぎるのではなく、自分が本当にどう生きたいのかを見つめていく。そうやって内面理解が深まるほど、
人との比較に苦しみにくくなり、生き方は少しずつ楽になっていきます。