資料作成を誰かにお願いしたいと思っても、「もう少し自分で作ってから相談しよう」と考えることはありませんか?
例えば、PowerPointを作り始めたものの、途中で手が止まってしまった。
Wordに必要な文章はまとめたけれど、どうやって見やすい資料にすればよいか分からない。
Excelでデータは整理したものの、表やグラフをどのように見せればよいか迷っている。
こうした状況では、ある程度完成させてから依頼しなければならないと思う方もいるかもしれません。
もちろん、内容が整理されていれば、依頼する側も受ける側も作業を進めやすくなります。
ただ、必ずしも資料を完成に近い状態まで仕上げてから相談する必要があるとは限りません。
今回は、途中まで作成した資料や、まだ整理できていない原稿をもとに、資料作成を相談するときのポイントについて書いてみます。
途中まで作ったPowerPointでも、相談の出発点になる
例えば、研修で使用するPowerPointを作成している場合です。
最初の数枚は作成できたものの、途中から構成がまとまらなくなってしまうことがあります。
また、必要な内容をすべて入れようとした結果、文字が多くなりすぎたり、スライドごとにデザインがばらばらになったりすることもあります。
こうした場合、最初から作り直すしかないと思うかもしれません。
しかし、すでに作成したスライドを活用しながら、構成やレイアウトを見直せる場合もあります。
例えば、文章を整理して複数のスライドに分けたり、見出しの位置やフォントを統一したりする方法です。
また、内容によっては、文章で説明している部分を図や表に整理した方が分かりやすくなることもあります。
もちろん、元の資料の状態によっては、大幅な修正が必要になる場合もあります。
そのため、相談するときには、現在のPowerPointを見てもらい、どの部分を残したいのか、どこを変更してもよいのかを伝えることが大切です。
途中まで作った資料は、必ずしも無駄になるわけではありません。
今ある資料を出発点として、完成に向けて整理できる場合もあります。
Wordの原稿からPowerPointを作ることもある
研修や講義の資料を作成するとき、まずWordに文章をまとめる方もいると思います。
例えば、研修で説明したい内容をWordに書き出し、その後PowerPointに整理する方法です。
この場合、Wordの原稿は完成していても、スライドの構成までは決まっていないことがあります。
また、文章としては分かりやすくても、そのままPowerPointに貼り付けると、文字が多くなってしまうこともあります。
WordとPowerPointでは、情報の伝え方が異なります。
Wordでは、文章を順番に読みながら理解することができます。
一方、PowerPointでは、発表者の説明と画面に表示される情報を組み合わせて理解してもらうことが多くなります。
そのため、Wordの原稿をPowerPointにする際には、単純に文章を分割するだけでなく、どの内容をスライドに示し、どの内容を口頭で説明するのかを考える必要があります。
例えば、研修の手順を説明する内容であれば、文章を並べるよりも、流れを図で示した方が分かりやすい場合があります。
一方、正確な数値や条件を伝える必要がある場合には、表や箇条書きが適していることもあります。
Wordの原稿があれば、そこからスライド構成を検討できる場合があります。
ただし、文章の要約や構成の変更まで依頼できるかどうかは、サービスの対応範囲によって異なります。
相談する際には、単なるPowerPointへの転記なのか、内容の整理も含めて依頼したいのかを伝えておくとよいと思います。
手書きメモや箇条書きから整理できる場合もある
資料を作成する前に、伝えたい内容を手書きのメモや箇条書きで整理することもあると思います。
例えば、会議で使用する説明資料を作成したい場合です。
必要な項目は分かっているものの、どの順番で説明すればよいか決まっていない。
あるいは、伝えたい内容が多く、何を優先すればよいか分からない。
こうした場合、メモをもとに構成を検討する方法があります。
例えば、書き出した内容を「背景」「現状」「課題」「今後の対応」といった項目に分ける方法です。
ただし、どのような構成が適しているかは、資料の目的によって異なります。
また、手書きメモから資料を作成する場合には、文字の読み取りや内容の確認が必要になることがあります。
特に、専門用語や固有名詞、数値などについては、誤って読み取らないよう注意が必要です。
資料を作成する側が、メモに書かれていない内容を勝手に補ってよいわけでもありません。
そのため、メモから資料を作成する場合には、内容をどこまで整理してよいのか、不明な部分をどのように確認するのかを相談しておくことが大切です。
メモがあることと、資料の内容が確定していることは同じではありません。
途中段階だからこそ、確認しながら進める必要がある部分もあります。
Excelの表やグラフも、途中から見直せる
Excelで作成した資料についても、途中段階から見直せる場合があります。
例えば、データは入力できているものの、表が見にくくなってしまった場合です。
列幅が揃っていなかったり、必要な情報が見つけにくかったりすることがあります。
また、グラフを作成したものの、どの種類を使えばよいか分からないこともあるでしょう。
このような場合、元のデータを活用しながら、表やグラフの見せ方を検討できます。
例えば、項目の並び順を変更したり、不要な装飾を減らしたりすることで、情報が読み取りやすくなることがあります。
ただし、Excelの場合には、見た目だけでなく、数式や参照関係にも注意が必要です。
例えば、セルを移動したり、行や列を削除したりすると、数式の参照先が変わることがあります。
また、集計表やグラフの作成では、元データが正しく整理されているかどうかも重要です。
そのため、Excel資料を修正する場合には、単に見た目を整えるだけなのか、データの整理や集計方法の見直しも必要なのかを確認しておきたいところです。
途中まで作成したExcelでも、現在の状態を確認することで、どのような修正が必要なのかを整理しやすくなります。
途中段階だからこそ、変更してよい範囲を伝える
未完成の資料を依頼するとき、特に確認しておきたいのが、変更してよい範囲です。
例えば、PowerPointの見た目だけを整えてほしい場合には、文章や数値を変更しないことが重要になるでしょう。
一方、資料全体を分かりやすく整理してほしい場合には、文章の順番やスライド構成を変更する必要があるかもしれません。
また、研修資料や学会発表資料などでは、専門的な内容の正確さも重要です。
レイアウトを整えるために文章を短くした結果、必要な条件や説明が抜けてしまっては困ります。
そのため、依頼する際には、どの部分を変更してよいのか、どの部分はそのまま残してほしいのかを伝えておくことが大切です。
例えば、「文章は変更せず、レイアウトだけ整えてほしい」「文章の整理はお願いしたいが、専門用語や数値は変更しないでほしい」といった伝え方です。
こうした条件が分かると、依頼する側と受ける側で認識を合わせやすくなります。
特に、まだ完成していない資料では、内容が確定している部分と、今後変更する可能性がある部分を区別しておくとよいと思います。
完成を待つより、早めに相談した方がよい場合もある
資料作成を依頼するとき、できるだけ自分で完成に近づけてから相談したいと考える方もいると思います。
もちろん、自分で整理できる部分を進めておくことは大切です。
ただし、資料の構成やレイアウトで迷っている場合には、無理に作業を続けることで、後から大幅な修正が必要になることもあります。
例えば、研修資料を30枚作成した後で、全体の構成を変更することになった場合です。
スライドの順番を入れ替えるだけでなく、文章や図表の配置まで修正しなければならないことがあります。
こうした場合、作成途中の段階で方向性を確認しておくことで、手戻りを減らせる可能性があります。
ただし、早めに相談すれば必ず作業時間や費用を減らせるというわけではありません。
資料の内容や依頼先の対応範囲によって、必要な作業は異なります。
また、未完成の資料では、内容の追加や変更によって費用や納期が変わる場合もあります。
そのため、相談する際には、現在の資料の状態だけでなく、今後どの程度内容が変わる可能性があるのかも伝えておくとよいと思います。
最後に
資料作成を誰かにお願いしたいと思っても、まだ完成していないことが気になって、相談をためらう場合があると思います。
途中まで作ったPowerPoint、Wordにまとめた原稿、手書きのメモ、Excelの表やグラフ。
こうした資料も、完成に向けて整理するための出発点になることがあります。
もちろん、どこまで対応できるかは、資料の状態や依頼先のサービスによって異なります。
そのため、最初に現在の資料を確認してもらい、どのような作業が必要なのかを相談することが大切です。
また、変更してよい範囲や、内容が確定している部分を伝えておくことで、認識の違いを減らしやすくなります。
資料が完成していないから相談できないのではなく、完成させるために相談するという考え方もあります。
無理にすべてを自分で仕上げようとせず、必要に応じて途中段階から相談することも、一つの方法だと思います。
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