あなたの会社では、業務の流れや判断基準を明文化できていますか?
そして、働く人が迷わず、スムーズに判断できる状態を作れているでしょうか。
私は、仕事をするうえで
「業務の流れ・判断基準・注意点を明確にすること」
は、とても重要だと考えています。
なぜなら、業務内容が曖昧なままだと、同じ仕事でも人によって判断が変わってしまうからです。
例えば、ある業務について上司から、
「なぜこうしたの?」
と注意されたとします。
しかし、その判断基準は事前に共有されていたでしょうか。
昨日は問題なかった。
Aさんは「それでいい」と言った。
しかし今日は、Bさんから「なぜそうした」と注意される。
この状態では、働く側は毎回、
「今回はどうすればいいのか?」
と迷わなければなりません。
「人の問題」に見えて、実は「仕組みの問題」かもしれません。
仮に、こうした確認に1回5分かかり、それが1日3回あるとします。
5分 × 3回 × 20日勤務 = **月5時間**
判断基準が曖昧なだけで、確認や説明にこれだけの時間を使う可能性があります。
もちろん、これは一例です。
しかし実際の職場では、確認だけではなく、手戻りや説明、認識のズレによる修正も発生します。
そして問題は、時間だけではありません。
上司や担当者の頭の中にだけ「正しいやり方」があっても、他の人がその頭の中を読むことはできません。
だからこそ、
* 業務の流れ
* 判断基準
* 注意点
を言葉にして共有する必要があります。
誰が担当しても、
「まず何をするのか」
「どの状態なら次に進むのか」
「例外の場合はどうするのか」
が分かる状態を作る。
それが、手順書やマニュアルを作る大きな意味の一つです。
そして、例外的な事態が発生したときこそ、改善の機会になります。
あらかじめ業務内容が明文化されていれば、
「どの手順では対応できなかったのか」
「どの判断基準が足りなかったのか」
「何を追加・変更すれば、次は対応できるのか」
を具体的に振り返ることができます。
そこで得たフィードバックを手順書に反映すれば、業務そのものを少しずつ改善していくことができます。
逆に、最初から業務内容が曖昧なままでは、何が原因で問題が起きたのかも曖昧なままです。
明文化することは、仕事を縛るためではありません。
改善するための基準を作ることでもあります。
さらに、業務内容を明文化することには、もう一つ大きな意味があります。
それは、技術やノウハウを正しく引き継げる状態を作ることです。
「この仕事は○○さんしか分からない」
そんな状態では、その人が休んだり、異動したり、退職したりしただけで、業務が止まる可能性があります。
経験のある人が長年かけて身につけた判断基準や注意点が、その人の頭の中にしか残っていない。
それでは、会社として技術を蓄積しているとは言いにくい状態です。
業務の流れや判断基準、注意点を言語化しておけば、その経験や技術を次の人へ引き継ぐことができます。
そして、
個人の経験を、組織の知識へ変えることができます。
これによって属人化を減らし、
「その人がいなければ仕事が回らない」
という状態を防ぐことができます。
特定の人がいなければ業務が回らない体制ではなく、誰が担当しても一定の品質で業務を進められる状態を作る。
それは、会社としての安定性や再現性にもつながります。
つまり、手順書は単に新人へ仕事を教えるためだけのものではありません。
判断をそろえる。
無駄な確認を減らす。
例外からフィードバックを得る。
業務を改善する。
技術を引き継ぐ。
属人化を減らす。
そのための土台でもあります。
「担当者によってやり方が違う」
「新人へ毎回同じ説明をしている」
「なぜそう判断したのか、後から指摘される」
「特定の人が休むと業務が止まる」
そんな状態があるなら、一度「人」の問題ではなく、「仕組み」の問題として整理してみる価値があります。
私はココナラで、業務メモや箇条書きをもとに、業務の流れ・判断基準・注意点を整理し、誰でも理解しやすい手順書にまとめるサービスを出品しています。
「頭の中では分かっているけれど、うまく文章にできない」
そんな業務を、誰か一人の頭の中だけに置かず、会社として使える形に整理します。