玄征です。
鑑定でよくお聞きするのが、こういうご相談です。
「恋愛も、仕事も、お金も、全部が同時に上手くいかない」
一つひとつが特別ひどいわけではない。ただ、何をしても手応えがない。そして多くの方が、こう続けます。
「私の努力が足りないんでしょうか」
違います。今日はその話をします。
◆一つの原因が、複数の場所に出ている
複数の領域で同時に停滞している時、原因は各領域にはありません。
恋愛が上手くいかない原因と、仕事が噛み合わない原因が、それぞれ別に存在しているわけではないのです。一つの詰まりが、複数の出口から症状として現れている。そう考えた方が、実態に近い。
だから、恋愛だけを何とかしようとしても動きません。仕事だけを変えても、しばらくすると同じことが起きます。
◆五行は、巡って初めて働く
陰陽五行には、木・火・土・金・水という五つの気があります。
この五つは、互いに次を生み出す関係で巡っています。木が燃えて火を生み、火が燃え尽きて土となり、土の中から金が生まれ、金は水を生じ、水が木を育てる。
この巡りが途切れないことが、順調な状態です。
どこか一箇所が詰まると、そこから先に進みません。詰まった手前には気が溜まり、その先には気が届かなくなる。一箇所の詰まりが、結果として全体を止めます。
体で言えば血流に近いものです。足首を強く縛れば、痛むのは足首だけではありません。
◆症状の出方
詰まりがどこにあるかで、表に出る形が変わります。
・人との縁が続かない、連絡が途絶える
・努力しても評価されない、成果が数字にならない
・収入はあるのに手元に残らない
・理由の分からない不調、眠りが浅い
・物がよく壊れる、予定が崩れる
複数当てはまる場合ほど、原因は一つです。逆に一つだけなら、その領域固有の問題である可能性が高い。
◆頑張るほど悪化する理由
停滞している時、多くの方は「もっと動かなければ」と考えます。
これが、事態を悪化させます。
陰陽五行で言えば、動こうとする意志は火の気です。詰まっている状態で火を足すと、行き場のない熱が溜まります。焦りが増え、判断が荒くなり、消耗だけが進む。
夏に頑張っても手応えがなかった、という方が多いのはこのためです。火の季節は勢いを与えますが、形にはしてくれません。
◆停滞している時にすべきこと
順序があります。
一つ目。出すこと。
詰まりを取らずに何かを足しても、溢れるだけです。一日一つ、物を捨ててください。使っていないもので構いません。気の通り道が一つ空きます。
この考え方については「[開運が効かない人が、飛ばしている一手]」に詳しく書きました。
二つ目。水回りを動かすこと。
陰陽五行で水は、流す気です。水回りが滞っていると、家全体の排出が止まります。一箇所でいいので、拭いてください。
三つ目。大きな決断をしないこと。
これが一番大事です。
停滞期の判断は、気の偏りに引きずられています。焦って決めた選択は、後から見ると不自然な形をしていることがほとんどです。
動けない時期は、決めない時期でもあります。待つことは、何もしていないことではありません。
◆いつ抜けるのか
停滞には、区切りがあります。
暦の上では、節気の切り替わりが変わり目になりやすい。今年で言えば、九月七日の白露で夏の火の気が落ち、九月二十三日の秋分で陰陽が入れ替わります。
こうした日を境に流れが変わる方は、毎年いらっしゃいます。ただし、それまでに詰まりを取っておいた方だけです。入る場所が空いていなければ、良い流れが来ても通り抜けていきます。
秋分については「[秋分は、一年で最も判断が狂わない日]」に書いています。
◆自分を責めるのを、やめてください
最後に、これだけはお伝えしたいことがあります。
停滞が続くと、人は必ず内側を掘ります。自分の性格が悪いのか、努力が足りないのか、運がないのか。そして掘るほどに、気は内へ向かい、さらに動かなくなります。
原因が分かれば、掘るのが止まります。
流れが濁っている時は、誰がやっても噛み合いません。あなたの能力の問題ではありません。まず、詰まりの場所を知ってください。
どこが詰まっているのか、ご自身では分かりにくいこともあります。気になる方は、視させていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
玄征