玄征です。
鑑定でいただくご相談の中で、最も多いものをお伝えします。
「連絡が来ない」
これに尽きます。別れた後、喧嘩の後、告白の後。状況は様々ですが、返事を待っている時間ほど、人を消耗させるものはありません。
今日は、連絡が来ない側ではなく、来ない相手の中で何が起きているかについてお話しします。
◆好きなのに、連絡できない
まず、多くの方が誤解されていることから。
「連絡が来ない」と「気持ちが離れた」は、別のことです。
これは慰めで申し上げているのではありません。実際に鑑定で視ていると、この二つが一致しないケースが非常に多いのです。
好意はある。むしろ強くある。それでも連絡できない。この状態は、成立します。
◆なぜ、好きなのに書けないのか
理由はいくつかありますが、鑑定で最もよく視えるのは次の三つです。
一つ目。言葉が見つからない。
軽い相手であれば、返事は簡単です。適当に済ませればいいからです。ですが、大事な相手ほど「何を書けばいいか」で止まります。中途半端なことを書けば、かえって傷つけると分かっているからです。
皮肉なことに、相手にとって重要な存在であるほど、返事は遅くなります。
二つ目。自分を責めている。
「あんな言い方をするべきではなかった」「傷つけてしまった」
自責の中にいる人は、連絡ができません。自分に連絡する資格がないと感じているからです。そして時間が経つほど、その資格はさらに遠のいていきます。
三つ目。余裕がない。
仕事、家族、体調。恋愛以外の問題を抱えている時、人は最も近い相手にこそ素直になれません。心配をかけたくない、という気持ちが働くこともあります。
外から見ると「私より仕事を優先している」ように見えますが、本人の中では違うことが起きています。
◆沈黙は、時間とともに重くなる
ここが厄介なところです。
連絡できない理由が「気まずさ」や「自責」である場合、放置すると状況は悪化します。
一日目に送りにくかった連絡は、一週間後にはもっと送りにくい。一ヶ月経てば、ほぼ不可能になります。気まずさは、時間で解決しません。積み重なります。
陰陽五行の観点でも同じことが言えます。滞った気は、時間とともに固まります。動かないものは、放っておくほど動かなくなる。
「待っていればそのうち連絡が来る」というのは、必ずしも正しくありません。
◆では、こちらから連絡すべきか
ここは慎重に判断する必要があります。
送らない方がいい連絡
「まだ?」と受け取られる催促
長文で気持ちを説明するもの
返事を求める質問形式のもの
深夜に送るもの
これらは、相手の心の扉をさらに閉じさせます。すでに自責の中にいる人に対して、追い打ちをかける形になるからです。
送っていい連絡
短い
返事を求めない
相手を気遣うだけの内容
平日の朝
たとえば、こういうものです。
「おはよう。急に連絡してごめんね。◯◯のこと、大変じゃないかなと思って。返事はいらないから、無理してないといいなと思ってます。」
目的は、返事をもらうことではありません。「まだ怒っていない」「連絡しても大丈夫」という空気を作ることです。
気まずさの壁が下がれば、相手は書きやすくなります。
そして、一通だけにしてください。返事が来なくても追撃しないこと。これが守れないなら、送らない方がマシです。
◆待つ側が、一番苦しい
最後に、待っている方へお伝えしたいことがあります。
答えの出ない問いを、一人で何度も反芻する時間。これが一番つらいということを、私は鑑定を通して知っています。
苦しさから逃れるために、「もう終わったんだ」と結論を先に飲み込もうとする方がいらっしゃいます。
その気持ちは分かります。分からないままでいるより、悪い答えでも確定した方が楽だからです。
ですが、まだ確定していないものを、先に諦めないでください。
先に結論を出してしまうと、後から本当に連絡が来た時、素直に受け取れなくなります。「今さら」という気持ちが邪魔をして、せっかく動いた縁を自分から閉じてしまうことがあります。
分からないまま待つ。これは、何もしていないのではありません。一番難しいことを、しています。
相手が今どういう状態にあるのか。連絡を待つべきか、こちらから動くべきか。
一人で判断するのが難しい時は、視させていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
玄征