玄征です。
縁結びの祈祷について、ご相談の前にこう聞かれることがあります。
「祈祷をお願いしたら、相手から連絡が来るようになりますか」
正直にお答えします。祈祷は、相手の心を直接動かすものではありません。
では何をしているのか。今日はそこをお話しします。
◆「強制的に振り向かせる」ことはできません
世の中には、相手を強制的に自分に向かわせる、といった触れ込みの施術があります。
私はそうしたものを行いません。できないからです。
人の気持ちは、外から押せば動くものではありません。仮に一時的に動いたように見えても、本人の意思でない変化は続きません。無理に引き寄せた縁は、無理な形のまま歪みます。
それに、もしそんなことが本当にできるなら、あなた自身も誰かに動かされうるということになります。私はその考え方を取りません。
◆では、何をしているのか
陰陽道では、人と人の縁を「気の往来」として捉えます。
会う、話す、連絡を取る。そうしたやり取りを通じて、二人の気は行き来しています。関係が良い時は、この往来が滑らかです。
何かがきっかけで往来が止まると、気はそれぞれの側に溜まります。溜まった気は濁り、やがて固まります。
祈祷で行っているのは、この滞りを解くことです。
相手の心を書き換えるのではありません。止まってしまった流れを、本来の状態に戻す。言い換えれば、相手が自分の意思で動きやすい状態に、道を整えているということです。
◆実際の手順
具体的に何をしているかも、お伝えしておきます。
まず、お二人の生年月日から、それぞれが生まれ持った気の性質を割り出します。そのうえで、今どちらの側に何が滞っているのかを霊視で視ます。
多くの場合、滞りは片方だけにあるのではありません。連絡できずにいる側にも、待っている側にも、それぞれ別の形で溜まっています。
そこから、祓うべきものを祓い、結び直すべきところを結び直していきます。
そして毎朝、その日に何を視て、何を行ったのか、そしてその日をどう過ごしていただくのが良いのかを、メッセージでお届けします。
◆なぜ一度ではなく、三日間なのか
よくいただく質問です。
一度の祈祷でも、その場の気は整います。ただ、それは長く保ちません。
気には、元の状態に戻ろうとする性質があります。長く滞っていたものほど、その傾向が強くなります。一日で表面を整えても、数日経つと元通りになってしまう。
三日間続けることには、順序があります。
一日目は、鎮めること。乱れた気をそのままに動かそうとすると、かえって絡まります。まず静めます。
二日目は、結び直すこと。鎮まった状態で、初めて縁の糸に触れられます。
三日目は、仕上げと、これからの過ごし方。整えた状態を保つために、ご自身が何をすべきかをお伝えします。
一日ずつ段階を踏むことで、戻りにくくなります。
◆受ける側は、何をすればいいか
特別な準備は必要ありません。
むしろ身構えてしまうと、気の巡りが乱れます。普段通り、自然体で過ごしていただくのが一番です。
もし何かしたい方は、この三日間だけ、次の三つを意識してみてください。
朝起きたら、コップ一杯の水をゆっくり飲む
深呼吸を三回、ゆっくりと行う
スマートフォンの通知を、必要以上に確認しない
三つ目が、実は一番難しく、一番効きます。
◆祈祷をお勧めしない場合もあります
すべての方にお勧めしているわけではありません。
たとえば、相手がすでに別の関係に進んでいて、ご本人もそれを知っている場合。こうしたケースでは、縁を結び直すことより、ご自身の気を整えることを先にお勧めします。
また、待つ時間で消耗しきってしまっている方には、まず休んでいただきます。眠れていない状態で結果を求めても、良い判断ができません。
視た結果、祈祷が今の段階で必要ないと感じれば、そのようにお伝えします。不安を煽って何かを勧めることは、いたしません。
◆結果について
最後に、正直に申し上げておきます。
祈祷は、特定の結果を保証するものではありません。「必ず連絡が来ます」とも「必ず復縁できます」とも申し上げません。
私がお渡しできるのは、滞った流れを整えることと、その間をどう過ごすべきかという指針です。
ただ、これだけはお伝えできます。止まっている縁の多くは、切れているのではなく、絡まって動けなくなっているだけです。
絡まりは、ほどけます。
連絡が途絶えている状況については「[連絡が来ない時、相手の中で起きていること]」、距離が離れている場合については「[遠距離恋愛で、会えない時間に起きていること]」にも詳しく書いています。あわせてお読みください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
玄征