心臓の弁が「もれてる」って言われた話。怖くない、でも放置はダメ〜大動脈弁閉鎖不全症〜

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コラム

心臓の弁が「逆流してます」と言われた方へ。怖くないように、でも正直に説明します。

外来で、こんなふうに相談されることがよくあります。

「健診のエコーで、弁が少し逆流してるって言われたんですけど、、、どういうことですか?」

「検診で心雑音があるって言われました。とても不安です。どうしたらいいですか?」

こういうとき、患者さんの顔は大体、不安そうです。
そりゃそうですよね。「心臓の弁に問題あります」って言われたら誰でも怖い。

でも、今日はちゃんと説明します。
怖がらせたいわけじゃないですよ。
ただ、知っておいてほしいんです。

ただ何よりも嬉しいのは、そのように自分の体のことを心配して、受診して相談してくれることだなと思いました。

そもそも、大動脈弁ってなに?

心臓って、ポンプなんです。
全身に血液を送り出す、超大事なポンプ。

そのポンプの「出口」についてるのが、大動脈弁という弁です。

血液が出るとき→弁が開く。
血液が出たあと→弁が閉まる。

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この「閉まる」動作がうまくいかなくなると、一度出た血液が心臓に逆流してきます。
これが大動脈弁閉鎖不全症です。

「閉鎖不全」って難しそうな名前ですが、要は「ちゃんと閉まらない」ってことです。

逆流すると、心臓はどうなるの?

ここからが少し大事な話です。

逆流した血液が心臓に戻ってきた分、心臓はまた頑張って押し出さないといけません。

つまり、いつもより余計に働かされる状態が続くわけです。

最初のうちは、心臓が「頑張って」対応します。
でも、長年無理を続けると、、、心臓が少しずつ疲れてきます。
大きくなったり、機能が落ちてきたりする。

これがじわじわと進むのが、この病気の厄介なところです。

実は症状が出にくいんです!!

「全然しんどくない」という方がたくさんいます。
でも、症状が出たときには、もうかなり進んでいることが多い。

じゃあ、僕はどうすればいいの?

「先生、怖いじゃないですか!!」ってなった方、すみません。
でも、安心してください。

重要なのはこの2つです。

①まずは程度を知ること

逆流にも「ちょっともれてる」から「かなりもれてる」まで幅があります。
ほんの少しの逆流なら、多くの場合、すぐに何かする必要はありません。
定期的に経過を見ていけばいい。

②定期的にエコーで確認すること

この病気、エコー(超音波検査)で状態がよくわかります。
「変化がないか」を確認し続けることが、一番大事な管理です。
逆流の程度が変わってないか、心臓の大きさや機能がどうか、ちゃんとチェックします。

いずれにしても、自分の状態を把握しておくことが大切です。
健診でひっかかったなら、かかりつけ医や循環器科に相談してみてください。
放置だけは、やめてほしいです。

まとめ

大動脈弁閉鎖不全症、難しい名前ですが要は「弁がちゃんと閉まらない」状態です。
症状が出にくいぶん、気づかず進みやすい。
でも、定期的に確認していれば、ちゃんとコントロールできます。
怖がらなくていい。でも、無関心もよくない。
その間のちょうどいい向き合い方を、一緒に探しましょう!!
健康の不安を一人で抱え込まない方がいいなと思っています。


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