工場を悩ませる「チョコ停(設備のわずかな停止)」。
これを減らすために、いきなり高額なIoTシステムやカメラを入れる必要はありません。また、気合いを入れて専門の「QC改善チーム」を立ち上げる必要もありません。
実は、皆さんの工場で普段やっている「5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)」を、『単なる掃除・片付け』から『微欠陥を見逃さない日常点検』へと再定義するだけで、今日から現場の手だけでチョコ停を劇的に減らすことができます。
油性マジック1本、ウエス(雑巾)、付箋さえあれば今日からすぐ出来る、現場のプロが実践する5つの作戦をご紹介します。
1. 清掃(=点検):ウエスで拭きながら「ガタ」を探す
チョコ停の半分以上は「センサーの汚れ」と「わずかなネジの緩み・引っ掛かり」です。「拭くついでに触り微欠陥を探す」をルールにします。
センサーの一斉乾拭き:受光部の粉塵・油煙をサッと拭き取るだけで、誤検知による謎の停止が激減します。
ガイドを素手で揺らす:ウエスで拭く際、手で軽く力をかけて「カタカタ動かないか」確認します。数mmのガタが搬送中のワークを引っ掛けています。
2. 整頓(=目視化):マジック1本で「ズレ」を1秒検知
チョコ停が起きたとき、誰かが感覚でボルトをいじって悪化させるケースを防ぎます。
アイマークの記入:ガイドの固定ボルトやセンサーの金具に、油性マジックで「適正位置」の線をピッと引きます。緩みやズレが誰にでも一瞬で分かります。
端材で段取りブロックを作る:品種替えでガイド幅を合わせるとき、スケールで測るのではなく、「適正幅に切った木の端材」を挟んでネジを締めます。これで調整の個人差がゼロになります。
3. 整理(=異物排除):「不良ワークの再投入」を即座に止める
「チョコ停ワーク専用」の赤箱を置く:詰まったワークは絶対にそのままラインへ戻さないルールにします。一度挟まったワークは目に見えない変形や傷があり、再投入すると数分後にまた詰まります。
4. 清潔(=発生源対策):汚れがたまらない工夫
透明端材のカバー掛け:切り粉や油滴が直接センサーにかかる箇所へ、クリアファイルを切って両面テープで簡易シールドを貼り付けます。
エアブローの向き確認:ゴミを飛ばすエアーが、逆に「隣のセンサーの隙間にゴミを吹き飛ばして溜めていないか」を確認し、ノズルの向きを少しだけ外側に振ります。
5. 躾(=習慣):PC不要の「付箋ペタペタ」記録
チョコ停箇所に付箋を貼る:機械が止まったら、詰まった場所や反応したセンサーのすぐ近くに付箋を1枚貼って復旧させます。
夕方に「付箋の束」を狙い撃ち:1日の終わりに一番付箋が密集している箇所が、その日の「チョコ停の真犯人」です。そこだけを翌朝の始業前に締め直す・位置調整します。分析工数はたった1分です。
アナログの限界を感じたら、デジタルの「コックピット」へ
いかがでしょうか?
まずは一番止まりやすい機械の「センサー拭き」と「固定ネジへのマジックの線引き」、そして「付箋貼り」から始めてみてください。確実に現場の景色が変わります。
そして、付箋による可視化が進み、「もっと正確にどの理由で何分止まっているのか、金額換算でいくら損しているのか知りたい」と、次のステップが見えてきたら。
その時こそ、デジタル(IT)の出番です。
現場の作業員が迷わず打刻でき、1日の終わりに「今日のチョコ停ロス時間」と「AIによる改善のダメ出しレポート」を自動で書き出してくれる【稼働・チョコ停分析システム】をご用意しています。
高いシステムや専用タブレットは不要です。今あるパソコンやスマホ・タブレットのブラウザから、スプレッドシートを開くだけ。
このシステムは 全ての商品でする必要はありません QC手法からは外れますが 「経験と勘」で チョコ停が良く起こる商品を徹底的に洗い出します。
いわゆる 4M 人 機械 やり方 材料 による原因があるのか
ハッキリ見えてきます。
▼ 「稼働・チョコ停分析システム(AI現場診断付き)」の画面詳細・導入はこちら
※「ウチの特殊な現場でも使えるかな?」と迷われた方は、いきなり購入せず、まずは『見積り・カスタマイズの相談』からお気軽にメッセージをお送りください。 御相談させて頂ければ有り難い次第です。