灯台下暗しにランプを照らす

灯台下暗しにランプを照らす

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コラム
『灯台下暗し』って言葉がありますよね。
遠くを照らす灯台も、
その真下までは照らせない。

これって、案外、
人の頭の中も同じなのかもしれません。
自分のことなのに、
自分ではよく見えない。
何にモヤモヤしているのか分からない。
どうしたいのかも分からない。

でも、誰かと話しているうちに、
「あれ?」
と思うことが出てきたりします。

さっきまで関係ないと思っていた話が、
実は今の悩みとつながっていたり。
何気なく口にした一言が、
自分でも気づいていなかった本音だったり。
「そうか。
自分は、そこが引っかかってたのか。」
そんな瞬間があったりします。

僕は、相談って
答えを教えてもらうことだけじゃないと思っています。
自分では見えていないところに、
ちょっとランプの光を当ててみる。
すると、
「あ、そこにあったんや。」
と気づくことがある。

もちろん、
一度話しただけですべてが見えるわけでもありません。
話しているうちに、
「そういえば、もう一つ聞きたいことが……」
となることもあります。
それでいいと思っています。

その日に全部話し切らなくてもいい。
続きは、また次に話せばいい。
次に話すときは、
前回の続きでもいいし、
まったく別の話でもいい。
「あれから、こうなりました。」
そんなところから始まる話もあります。

話すことで見えてくるものって、
意外とたくさんあるんですよね。
もしかすると、
探していたものは遠くにあるんじゃなくて、
ずっと足元にあったのかもしれません。
ただ、そこが暗かっただけで。
……じゃあ、
ランプ、ともしましょうか。

そんな感じで、
今日も僕は、
誰かの話を聴いています。

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