悩みが整理できない人ほど、苦しくなる理由

悩みが整理できない人ほど、苦しくなる理由

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※この記事は、雑誌の人生相談コーナーでの経験をもとに書いています

以前、私は雑誌の人生相談のページを担当していました。

回答者は、とある著名人。

私の役割は掲載する相談を選び、その方の回答を文章にまとめることでした。


編集部には本当にたくさんの相談文が届きます。

その中には、一度読んだだけでは、

「この人は何に一番悩んでいるんだろう」

と考え込んでしまう相談文もありました。

話があちこちへ飛び、

過去の出来事と今の気持ちが混ざり、

まだ起きていない未来への不安まで、一緒になっている。

もちろん、文章を書くのが苦手な方もいます。

でも、多くの相談文を読んでいると、

頭の中が整理できていないから、文章もまとまらなくなっているのではないか。

そんなケースも少なくないように感じました。


私たちがやっていたのは、

答えを考える前に、相談を整理することでした。

何が事実で、何が感情なのか。

それを一つずつ分けていきます。

これは実際に起きた出来事。

これは未来への不安。

これは変えられない過去への後悔。

これは相手への愚痴や怒り。

そんなふうに、一つずつ整理していくと、

最初は複雑に見えた相談でも、

「今、一番向き合うべきこと」

が少しずつ見えてくることがありました。

そうして整理した内容をもとに、回答者の方と回答をまとめていきました。


回答を掲載したあと、

「自分が何に悩んでいたのか、よくわかりました」

「考えるべきことが整理できました」

そんなお礼をいただくこともありました。

そのとき感じたのは、

人は答えがわからないのではなく、頭の中が整理できていないことも多いということです。


散らかった部屋は、

何から片づければいいのかわからなくなることがあります。

でも、一つずつ片づけていけば、

部屋全体が少しずつ見渡せるようになります。

頭の中も、それとよく似ています。

出来事。

不安。

後悔。

期待。

それぞれを分けて考えるだけで、

「今、本当に考えるべきこと」が見えてくることがあります。


雑誌で学んだこの考え方は、今も変わっていません。

一人で考えていると、出来事や感情が混ざってしまうことがあります。

そんなときは、頭の中を一緒に整理するお手伝いをしています。

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