諸事情により、
3つの撮影チームが同時に現場に入ることになりました。
それぞれ経験のあるメンバーです。
技術的な不安はありませんでした。
問題は、全体を仕切る人がいなかったことです。
各チームは、それぞれ良い画を撮ろうとします。
引きも押さえる。
寄りも撮る。
細部も確認する。
一見、順調に見えました。
しかし、他のチームが撮影に映り込むため、待ち時間が発生しました。
どのチームはどこを優先するのか。
どの順番で押さえるのか。
共有されてはいましたが、現場でしかわからないことがルームツアーでは多々あります。
現場をまとめて優先順位をその場で判断して指示を出す総合ディレクターが不在でした。
結果、
最後は時間切れで、
本来じっくり撮るべき空間を駆け足で終えることになりました。
不足していたのは、人数でも技術でもありません。
スムーズに撮影を行う段取りでした。
後日、今度は2チーム体制での撮影がありました。
前回の反省を踏まえ、
全体を自分で仕切ることにしました。
現場への到着時間をずらし、被りそうな空間を先に撮っておく。
外観と内部の撮影で分担する。
昼食時間をチームごとにずらし、映り込みを避ける。
全体の指示を判断し、指示出しを徹底しました。
結果、同規模の現場でも時間は足りました。
素材が足りないこともありません。
複数チームが入る現場では、
事前の整理と役割設計が大事ですが、現場では何が起こるか分からないことも多々あります。
誰が指揮を取るのか。チームが分かれていても、誰が最終判断をするのかを事前に決めておくことで、フレキシブルに動くことができます。
現場でのTIPSは別でまとめてあります。