こんにちは、行動心理型FP「KNOW & GROW」の片です。
「家計簿をつけようと思っても続かない」
「ついつい無駄遣いをしてしまう」
そんな経験はありませんか?
実はこれ、あなたの意志が弱いせいではありません。
人間の「行動の仕組み」がそうなっているだけなのです。
今日は、私が大切にしている
「行動分析学」と「行動経済学」、この2つを組み合わせることで、どうしてお金の問題がスムーズに解決するのかをお話しします。
1. 「行動分析学」ってなに? — 行動の「前後」に注目する
まず、「行動分析学」を一言で言うと、
**「人は環境によって行動が変わる」**と考える学問です。
ここで大事なのが**「随伴性(ずいはんせい)」**という考え方です。
難しい言葉ですが、シンプルに言うと・・・
「もし〜(行動)したら、…(結果)になる」というセットのことです。
【随伴性のわかりやすい例】
良い例(習慣になる):
✅ 疲れた時に甘いものを食べた(行動) → 脳がリラックスした(結果)
残念な例(続かない):
✅節約のために自炊した(行動) → 洗い物が面倒だった(結果)
人間は、行動した直後に「いいこと(報酬)」があると、
その行動を繰り返すようになります。
逆に「嫌なこと」が待っていると、行動しなくなります。
行動分析学は、この**「結果のコントロール」**で良い習慣を作るのが得意です。
2. 近年「行動経済学」が注目されている!
一方で、最近テレビや本でよく耳にするのが「行動経済学」です。
従来の経済学は「人間は常に損得を計算して、一番合理的な判断をする」と
考えてきました。
でも、私たちはそんなにロボットみたいには動けませんよね。
(むしろ常に合理的合理的って、そんなうまく動ける人がいたらちょっと怖い・・・・)
「1万円もらう喜び」より
「1万円失うショック」の方が大きく感じたり(損失回避)、
将来の大きな利益より、目の前の小さな楽しみを優先してしまったり
(現在バイアス)。
こうした
**「人間特有の、ついついやってしまう非合理なクセ(バイアス)」**
を解き明かしたのが行動経済学です。
ノーベル経済学賞を受賞する学者が相次いでおり、
今、ビジネスや政策の現場で非常に注目されてるんです!
3. 「分析学」×「経済学」のシナジー:なぜ「できない」のかを紐解く
では、この2つを掛け合わせるとどうなるでしょうか?
ここに、私が提供するサービスの核心があります。
結論から言うと、
行動経済学で「人間の心理的なクセ(大枠)」を捉え、
行動分析学で「その人固有の行動の原因(詳細)」を分析する、
という二段構えのアプローチです!
例えば、「貯金ができない」というお悩みを例に考えてみましょう。
ステップ① 行動経済学で「心理的バイアス」を特定する(大枠の把握)
まずは「人間なら誰しも持っているクセ」に注目します。
多くの人は、「将来の100万円」より「今目の前にある1万円の買い物」を
優先してしまう**「現在バイアス」**を持っています。
これで「なぜ貯金が難しいのか」という大まかな地図が見えます。
ステップ② 行動分析学で「随伴性」を分析する(詳細な分解)
次に、その人の生活の中で「なぜ現在バイアスが発動してしまうのか?」
を細かく分析します。
✅きっかけ: SNSで広告を見た、あるいは仕事でストレスが溜まった時か?
✅行動: スマホで「ポチる」という動作が簡単すぎないか?
✅結果: 買った直後の「スッキリ感(報酬)」が強すぎて、
貯金できない罪悪感を上書きしていないか?
このように、行動経済学で「バイアスという大枠」を捉え、行動分析学で「行動の原因をより詳細に分析する」ことで、根性論ではない、科学的な解決策が見つかるのです。
4. そのシナジーを活用するのが「行動心理型FP」です
私はファイナンシャルプランナー(FP)として、
単に数字を計算して「節約しましょう」と伝えるだけではありません!
どれほど立派なライフプランを作っても、
実行できなければ意味がないからです。
「ついついやってしまう心のクセ(バイアス)」を理解した上で、
あなたの環境を整え、「自然と体が動く仕組み(随伴性)」を
一緒に設計する。
これが、私が提唱する**「行動心理型FP」**の役割です。
「わかっているけど(KNOW)できない」を卒業して、
一緒に着実な成長(GROW)を歩んでいきましょう。