AIに文章の下書きを書手順を、全部書きます(1本10分 → 1分になりました)

AIに文章の下書きを書手順を、全部書きます(1本10分 → 1分になりました)

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ビジネス・マーケティング
うちの店舗では、集客用のブログをほぼ毎日1本更新しています。それ以外にも、社内の提案書、イベントの企画書、業務マニュアル。気づけば文章を書く仕事がかなりの割合を占めていました。

以前は1本書くのに10分ほどかかっていました。いまは1分で下書きが出てきます。1本あたり9分の短縮でも、毎日続ければ月に4時間半です。

その手順を全部書きます。売り込みではありません。読んでこれなら自分でできそうと思われたら、自分でやったほうが確実に早いです。

うまくいかない人は、だいたい「毎回ゼロから頼んでいる」

AIを使っているのに文章作成が速くならない、という相談をよく受けます。話を聞くと、原因はほぼ同じです。

毎回、まっさらな状態からブログを書いてと頼んでいる。

これだと毎回違うものが出てきます。トーンも構成も違う。だから毎回そこそこ直すことになり、結局あまり時間が浮かない。

速くなるのは、指示を毎回書くのをやめて、一度作り込んだものを使い回し始めたときです。順番に書きます。

手順1:最初の30分は、わざと失敗作を1本作るために使う

最初にやるべきことは、完璧な指示を考えることではありません。

頭の中にあることをそのまま投げて、1本作らせる。 これだけです。

「うちは治療院で、こういうお客様が多くて、こんな内容のブログを毎日出していて」——雑でかまいません。文章になっていなくてもいい。とにかく最初の1本を出力させます。

ここで出てくるものは、まず間違いなく使えません。それでいいんです。 失敗作が1本ないと、次の手順に進めないからです。

手順2:出てきた文章に、片っ端から文句をつける

ここが本体です。

出てきた文章を読んで、違和感のある箇所に全部ツッコミを入れます。

・なんとなくAIが書いた感じがする
・どの店にも当てはまる話しか書いていない
・前回と同じことを言っている
・この言葉は使ってほしくない

うまくいかないと気づけた時点で、実はもう半分終わっています。 うまくいかないと分かるということは、自分の中に本当はこうしたいという基準がある証拠だからです。あとはそれを言葉にしてAIに伝えるだけです。

私はここで納得いくまで往復します。1本目は何回やりとりしたか覚えていません。ただ、壁打ちした回数だけ精度が上がります。ここをケチると、あとで毎回直すことになります。

手順3:固まった条件を、次から毎回出るように固定する

往復の中でこれを言うと良くなるという条件がいくつか見つかります。私の場合はこうでした。

・AIっぽい言い回しを禁止する(「〜しましょう」「いかがでしょうか」の多用をやめさせる)
・前回までと同じ切り口を繰り返させない
・毎回必ず入れてほしい言葉を指定する(検索で拾われたい言葉です)
・出力の形を毎回同じにする(見出しの数、本文の長さ)

大事なのは、これを毎回手で打たないことです。多くのAIサービスには、自分用の設定を保存しておける機能があります。そこに条件を入れておけば、次からは素材を投げるだけで同じ形が出てきます。

指示文は1回目に作り込んでください。 1回目にかけた時間は、2回目以降の全部の回で返ってきます。

ここまでやると、2回目以降は様子が変わります。1本目であれだけ往復したのに、2本目からはほとんどやり直しが出ません。毎日更新が続けられているのは、根性があるからではなく、2回目以降に考えることが残っていないからです。

手順4:渡す素材を1種類に決める

毎回AIに渡すものを、あらかじめ1つに決めておきます。

私の場合、ブログは写真1枚です。その日のテーマになる写真を送ると、AIが写真の内容を読み取って、それに合った記事を書いてきます。文章で状況を説明する必要すらありません。少し手直しすれば公開できる状態になります。

会議の議事録も同じ考え方です。録音の文字起こしをそのまま渡して、提案書の形にまとめさせる。 最後に配布用のファイルにして全員に共有する。ここまでが定型になっています。

毎回何を渡すかが決まっていないと、結局そのつど考えることになります。決めておくだけで速くなります。

手順5:知らないことは、絶対に書かせない

ここだけは必ず入れてください。

AIは、分からないことを推測でそれっぽく埋めてきます(ハルシネーションと呼ばれます)。文章としては自然なので、読んでも気づきにくい。気づかないまま公開すると、間違った情報を自分の名前で出すことになります。

対策はシンプルです。

・渡した素材に書かれていないことは書かないと条件に入れる
・分からない箇所は埋めずに「要確認」と出させる
・数字や事実にはどこから持ってきた情報かを明示させる

「要確認」が出てくる状態は、一見すると不便です。でも、出てこない状態のほうが怖い。AIが黙って埋めた1行を探す作業より、指摘された箇所を自分で埋めるほうがずっと速いです。

私の失敗:ざっくり作って、そのまま使い続けた

最初にやった失敗はこれです。

ざっくりした指示を作って、「まあ動いているからいいか」とそのまま何ヶ月も使っていました。毎回そこそこ直しながら。

始め方としては、ざっくりで正しいんです。問題は、使いながら細かくしていく作業をやらなかったことでした。

正しい順番はこうです。ざっくり作る → 実際に使う → 気になった点を条件に足す → また使う。これを何度か回すと、直す量がどんどん減っていきます。1回目で完成させようとしなくていい代わりに、育てるのをやめてはいけない、ということです。

私はいまでも、気になる出力が出たらその場で条件を1行足しています。作業としては10秒です。この10秒を惜しむと、同じ違和感を毎回手で直し続けることになります。

まとめ:今日の30分でやること

1.頭にあることをそのまま投げて、失敗作を1本作らせる
2.出てきた文章に片っ端から文句をつける
3.「これを言うと良くなる」条件を保存して固定する
4.毎回渡す素材を1種類に決める(写真1枚、議事録など)
5.知らないことは書かせない条件を必ず入れる

最初の1本は失敗する前提で大丈夫です。失敗作を見ないと、何を直せばいいか分からないからです。

まずは1本、雑に作らせてみてください。
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