年齢としては、数え年で男性の25歳、42歳、61歳、女性の場合は19歳、
33歳、37歳を指す場合が多いようです。
一般的に心身の変化、トラブルが起きやすい年齢とされていて、医学的根拠はないらしいのですが、女性の場合はホルモンバランスの崩れやすい時期だと聞いたことがあります(女性にはプラス、42歳の未婚の厄年があると聞いたこともあります)。
最近ではネガティブに捉えず、人生の節目としてメンテナンスをする時期みたいな考え方が主流なのだと思います。
私の厄年にはまず離婚、大切な人との別れが訪れました。
体調不良から仕事を辞め、人間関係を絶つこととなり、引きこもり、人間不信に陥り、金銭的にも追い詰められ、食事もままならず、頼る人もなく。
そんな中、自分の中である化学反応みたいなものが起きました。
言い換えると、脳の中のシナプスが全て可塑的に結合したような、それまでの過去の人生の事象、選択の全てがひとつにつながった瞬間で、凡庸な表現で
言うと、稲妻に打たれたような感覚でした。
その時に私が受けとったメッセージは
『自由でいる限り、無駄はない』
『私は生きているのではなく、生かされている』
このふたつでした。
西洋に『厄年』といった概念は存在しないようです。
『ミッドライフクライシス』が時期的にやや被る程度です。
スイス人の精神科医ユングが生前の著書の中で、「人は32歳から38歳までの間に、人生の前半で無視(抑圧)してきた問題、義務、欲求が表面化し、個人の精神下に於いての変容が発生する(同時期に心障害を罹病しやすくなる)」と
述べていることは、厄年思想に符号していてる点が多く興味深いのですが、
あくまで個人的な見解にすぎません。
以前NHKの番組に出演していたイタリア人男性は『落ちるところまで落ちたらどうするか』の問いに、『掘る』と答えていました。
少なくとも、イタリアには『厄年』はないのかも知れないと感じました。