「向いている仕事がわからない」とき、未来の自分にもヒントがあるかもしれない

「向いている仕事がわからない」とき、未来の自分にもヒントがあるかもしれない

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学び
「自分に向いている仕事がわからない」
「やりたいことを聞かれても、思いつかない」
「どんな仕事を選べばいいのかわからない」

就職活動や転職活動をしていると、こんなふうに迷うことがあります。

特に初めて就職活動をする学生さんなら、まだ働いた経験がないため、仕事をしている自分を具体的に想像するのは難しいかもしれません。

社会人の方でも、「今の仕事は何か違う気がする。でも、次に何をしたいのかわからない」ということがあります。

そんなとき、無理に答えを一つに決めなくてもいいと私は思っています。

まずは、自分の中にある小さな「かけら」を見つけるところから始めてみませんか?

 1. 過去の経験には、自分を知る「かけら」がある

仕事選びを考えるとき、これまでの経験を振り返ることはとても大切です。

例えば、

- どんなときに楽しいと感じた?
- 時間を忘れて夢中になったことは?
- 人から褒められたことは?
- 誰かに喜んでもらえて嬉しかったことは?
- 反対に、どんなことが苦手だった?

こうした経験を振り返りながら、

「なぜ楽しかったんだろう?」
「何が嬉しかったんだろう?」
と、もう一歩深掘りしてみます。

すると、

「人の話を聞くことが好きだった」
「自分で工夫することが楽しかった」
「一つのことをコツコツ完成させるのが好きだった」

など、自分でも気づいていなかった「好き」「得意」「大切にしたいこと」が見えてくることがあります。

私は普段の就職相談でも、こうした経験を一緒に振り返りながら、その人の中にある小さな「光のかけら」を探していくことを大切にしています。

そして最近、もう一つ面白い見方があると感じています。

それが、過去だけではなく、未来からも自分を見てみることです。


 2. 過去だけでなく、未来からも自分を見てみる

「1年後、どんな仕事をしていたいですか?」

そう聞かれても、すぐに答えられないことがありますよね。

特に、まだ働いた経験がない学生さんなら、知らない仕事を具体的に想像するのは難しいものです。

だから、最初から職業名を考えなくても大丈夫。

代わりに、

「1年後、どんな自分でいたいだろう?」

と考えてみます。

例えば、

- どんな気持ちで朝を迎えていたい?
- どんな人たちと一緒に働いていたい?
- 一人で集中する時間と、人と関わる時間、どちらが心地よさそう?
- 仕事を通して、どんなことに喜びを感じたい?
- 仕事が終わったとき、どんな気持ちでいたい?
- 仕事以外の時間は、どんなふうに過ごしていたい?

すぐに答えが出なくても構いません。

「なんとなく、こんな感じがいいな」

そんなイメージでも十分です。

未来の職業を決めるのではなく、未来の自分の気持ちや過ごし方を、少し想像してみるのです。

 3. 未来は「正解」を見つけるためのものではない

ここで、一つ大切にしたいことがあります。

未来を想像したからといって、そこに出てきたものが「正解」というわけではありません。

実際に働いてみたら、「思っていたのと違った」と感じることもあるでしょう。

経験を重ねることで、価値観や興味が変わることもあります。

だからこそ、私はこう考えています。

「未来を当てるために想像するのではなく、未来を想像したときに、自分の中から何が出てくるのかを見てみる。」

例えば、

「安心して働いていたい」
と思ったなら、
「私にとって安心って、どんな状態なんだろう?」
と考えてみる。

「人の役に立っていたい」なら、
「どんなときに、人の役に立てたと感じるんだろう?」
と考えてみる。

「自分のアイデアを活かしたい」なら、
「これまでに、自分で考えたことを形にして嬉しかった経験はなかったかな?」
と振り返ってみる。

未来を考えていたはずなのに、また過去の経験につながっていく。

そんな発見があるかもしれません。

 4. 過去と未来を行き来すると、今の自分が見えてくる

過去を振り返ると、
「私は何に心が動いてきたんだろう?」
というヒントが見えてきます。

未来を想像すると、
「私はこれから、どんなふうにありたいんだろう?」
というヒントが見えてくることがあります。

そして、その真ん中にいるのが「今の自分」です。

過去にも未来にも、「あなたに向いている仕事はこれです」という答えが書かれているわけではありません。

でも、両方から自分を眺めてみることで、自分が大切にしたいことの輪郭が、少しずつ見えてくることがあります。

過去から見つけた「かけら」と、未来を想像して見つけた「かけら」。

その両方を大切にしてみたいですね。


5. AIに答えを聞くのではなく、「問い」を借りてみる

とはいえ、一人で未来を考えていると、
「何も思いつかない……」
となることもあります。

そんなときは、AIを壁打ち相手にしてみるのも一つの方法です。

私自身も最近、未来の自分を具体的に想像するために、AIとの対話を活用してみました。

最初はなかなか想像できなかった未来も、質問に一つずつ答えていくうちに、少しずつ具体的になっていきました。

そして面白かったのは、未来を考えていたはずなのに、今の自分が大切にしたいことにも気づけたことです。

ただし、AIに自分の答えを決めてもらうわけではありません。

AIに答えを聞くのではなく、「問い」を借りる。

例えば、こんなふうにお願いしてみます。

【AIへの質問例】

「1年後の自分の働き方や暮らしを想像してみたいです。
私自身が考えられるように、一度に一つずつ質問してください。
私の答えを決めつけず、過去の経験や大切にしたいことも含めて、少しずつ深掘りしてください。」

そして、うまく答えようとしなくても大丈夫。

「それは嫌かも」
「なんとなく楽しそう」
「それはあまり興味がない」
「こっちのほうが気になる」

そんな小さな反応も、自分を知るための大切な「かけら」です。

AIが答えを持っているのではなく、問いかけられたときに、自分の中から何が出てくるのか。

そこに目を向けてみてください。

 6. 見つけた「かけら」を仕事選びにつなげる

自分の大切にしたいことが少し見えてきたら、今度は仕事選びにつなげてみましょう。

例えば、
「人を支えることに喜びを感じる」
と気づいたなら、

「人を支える仕事には、どんな種類があるんだろう?」
と調べてみる。

「自分で工夫して形にすることが好き」
と気づいたなら、

「どんな仕事なら、工夫する力を活かせるだろう?」
と考えてみる。

「落ち着いた環境で、一つずつ取り組みたい」
と感じたなら、

「どんな仕事内容や職場環境が合いそうだろう?」
と探してみる。

ここで大切なのは、思いついた職種をすぐに「自分の適職」と決めつけないことです。

気になる仕事が見つかったら、仕事内容を調べたり、企業説明会に参加したり、実際に働いている人の話を聞いたりしてみる。

そうやって少しずつ、自分のイメージと現実の仕事を照らし合わせていきます。

未来を想像することは、仕事選びのゴールではありません。

次に何を調べてみるか、何を試してみるかを考えるための、一つのきっかけなのです。

 7. 最初から答えがなくても大丈夫

就職活動をしていると、
「自分に向いている仕事を見つけなきゃ」
「会社選びで失敗したくない」
と思うことがあります。

でも、最初からすべてがわかっている必要はありません。

過去を振り返る。
未来を少し想像してみる。

自分が大切にしたいことを見つける。
気になる仕事を調べてみる。
そして、実際にやってみる。

その先で、
「やっぱり好きだった」
「意外とこれも好きかもしれない」
「思っていたのとは違った」
と気づくこともあるでしょう。

そのどれもが、次の選択につながる「自分を知る材料」になります。

だから、

「やりたい仕事がわからない」=「自分の中に何もない」ではありません。

まだ、自分の中にある小さな「かけら」が、言葉になっていないだけかもしれません。

もし今、仕事選びで迷っているなら、これまでの自分を振り返ることと一緒に、

「1年後、私はどんな自分でいたい?」
と、少しだけ未来にも目を向けてみてください。

過去と未来。

その両方から自分を眺めることで、
「私は、こんなことを大切にしたいのかもしれない」
そんな小さな発見が一つ見つかれば、それも大切な一歩です。

その「かけら」から、次の可能性が広がっていくかもしれません。

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 一人では、自分の「かけら」を見つけにくいという方へ

COLORFUL STORYでは、国家資格キャリアコンサルタントとして、学生の就職活動から社会人の転職活動まで、一人ひとりの状況に合わせたサポートを行っています。

これまでの経験や心が動いたことを一緒に振り返りながら、「好き」「得意」「大切にしたいこと」を言葉にし、これからの仕事選びにつなげていくことを大切にしています。

「まだやりたい仕事が決まっていない」
「自分の強みがわからない」
そんな段階からでも、自分自身を知るところから始めていきましょう。

あなたらしい一歩を、一緒に見つけていけたら嬉しいです。

COLORFUL STORY|国家資格キャリアコンサルタント 彩雲ふみの


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