5年かかって教員になった私を待っていたのは、「ビーバップハイスクール」だった

5年かかって教員になった私を待っていたのは、「ビーバップハイスクール」だった

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学び
教員採用試験に合格するまで、5年もかかった

大学を卒業したら、すぐに教師になれると思っていた。ところが、現実はそう簡単ではなかった。

当時は採用を中止する年度もあり、採用そのものがないこともあった。

「教師になりたい。でも、採用がない。」

そこで私は、小学校の教員免許を取ることを考えた。

大学の通信制で学び、小学校の免許取得を目指した。本来なら1年で取れるはずだったが、私には2年かかった。

高校の英語教師を目指していた私にとって、初めて取り組むことばかりだった。

音楽と図工はスクーリング。ピアノも練習した。

図工では、決められた時間内に作品を完成させ、提出しなければならない。

そこで私は、粘土で初めて壺を作った。

ところが、提出時間が迫ったころ、完成間近だった壺が壊れた

その瞬間、周りから大きな笑いが起きた。

私は笑えなかった。

「また1年……。」

もう一度、やり直すことになった。

小学校の免許を取るだけで、2年かかった。

今振り返ると、

「壺にはまる」とは、このことか。

本当に壺にはまって、1年を失ってしまった。

さらに、採用試験には水泳、鉄棒、マットの実技試験もあった。

私は25メートル泳げなかった。

「やっぱり、私には小学校の先生は向いていない。」

そう思った。

やっぱり、高校の英語教師になりたい。

そして5年目。

ようやく教員採用試験に合格した。

「やっと教師になれる。」

5年間待ち続けた教師への道が、ようやく開いた。

ところが――。

5年かかって、やっと教師になった私を待っていたのは、まるで「ビーバップハイスクール」のような学校だった。

教師になれた喜びも、つかの間。

私はそこで、教師という仕事の現実を知ることになる。

そして振り返れば、あの初任校での経験が、その後の私の47年間の教師人生の出発点になっていた。
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