あの人が変わらなくても、自分の時間は取り戻せる。

あの人が変わらなくても、自分の時間は取り戻せる。

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コラム
ノートを閉じても、相手は何も変わっていなかった。


「相手にどうしてほしいか」ではなく、

「自分は何に苦しんでいるのか」

そう問い直したことで、自分の気持ちは少しずつ言葉になった。


話を聞いてもらえないことではなく、最初から自分の意見を軽く扱われることが苦しかった。

相手の態度だけではなく、仕事が終わったあとまで、その人のことを考え続けることに疲れていた。


自分が抱えていたものは見えてきた。


それでも翌朝、会社へ行けば同じ相手がいる。

挨拶を返すか。
こちらの話を聞くか。
態度を変えるか。


決めるのは、相手だった。

苦しさの正体が分かっても、相手が変わるとは限らない。


では、相手が変わらないままでも、自分のために選べることは何だろう。
ここから、考える方向を変えてみた。


並んだのは、
「相手にしてほしいこと」

ばかりだった。


書いても、気持ちは軽くならない。
どれも、自分だけでは変えられないことだったからだと思う。


相手がどう受け取るか。
どのような態度を選ぶか。

最後に決めるのは、相手だった。


そこで、問いを変えてみた。
「相手にどうしてほしいか」ではなく、
「自分は何に苦しんでいるのか」


こちらの話を聞いてほしい。

その奥には、
「最初から否定されると、自分の存在まで軽く扱われたように感じる」

という苦しさがあった。


きちんと仕事をしてほしい。

その奥には、
「相手が残した仕事まで背負い、余裕がなくなることに疲れている」

という思いがあった。


相手への不満だと思っていたものが、自分の痛みや願いとして少しずつ言葉になっていった。

自分の苦しさが分かっても、相手が急に変わるわけではない。
嫌だったことを、なかったことにする必要もない。

変わったのは、自分が選べることの範囲だった。


すべて引き受けず、できる範囲を決める。
今日は答えを出さず、少し距離を置く。

相手の反応ではなく、自分が大切にしたいことから考える。


相手が変わるのを待つ以外にも、自分で選べる行動が見え始めた。


人間関係で苦しいときは、
「相手に、どうしてほしいだろう」

という言葉が先に浮かぶ。
それは自然なことだと思う。


その答えを書いたあとに、もう一つだけ問いを置いてみる。
「わたしは、何に苦しんでいるのだろう」


すぐに答えが出なくてもいい。
「腹が立つ」
「もう疲れた」


そこから、少しずつ言葉を探していけばいい。

一人では気持ちが絡まり、同じところを回ってしまうこともある。


そのようなときに、これまでわたしが試してきた五つの方法から、今の状況に合う小さな一歩を一緒に探す場をつくっています。


▶ 職場の人間関係で、今できる一歩を整理します

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