題名も主人公もAIが決める。創作支援ツール「代筆くん」で短編を書いてみた

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小説

はじめに


小説を書きたいけれど、設定を考えるのが大変。そんな悩みに応えるため、Windows用の創作支援ツール「代筆くん」を作りました。ジャンルを入れるだけで、題名・主人公・シチュエーションまでAIが決めて、短編を書いてくれます。

今回は、実際に生成した作品を一切手直しせずに公開します。

入力したのは「ジャンル」だけ

入力したのは、ジャンル欄の「ミステリー」だけです。タイトル、主人公名、一人称、口調、シチュエーションは、すべて空欄にしました。

スクリーンショット 2026-10-13 190819.png


生成された作品(無編集)


深夜の下駄箱に増える上履き

ジャンル: 都市伝説

「また一足増えてたらしいよ」
昼休み、遥がそう言いながら私の隣に座った。去年の秋頃からこの中学で囁かれている話だ。下駄箱の三年二組の列に、誰のものでもない上履きが夕方になるといつの間にか増えている、というもの。
「数えたの?」
「用務員さんが数えてるって、誰かが言ってた」
私はあまり噂話を信じる方じゃない。でも遥が「今日の放課後、見に行こう」と言うので、断る理由もなかった。
放課後、昇降口に残っている生徒はほとんどいなかった。下駄箱の前に立つと、確かに三年二組の列の端、使われていないはずの区画に、白い上履きが一足きちんと並んでいる。
「これ、昨日はなかったよね」
遥の声が少し震えていた。私は屈んでそれを見た。サイズは小さめ、かかとのところに名前を書く欄があるが、何も書かれていない。
「誰かの忘れ物が紛れ込んでるだけじゃないの」
そう言ったものの、次の日も、その次の日も、同じ場所に上履きが増えていた。二足、三足。並び方は乱れることなく、いつも同じ向きで揃えられている。
「数えてみよう」と遥が言い出した。放課後、帰る生徒が途切れた頃を見計らって、私たちは下駄箱の陰に隠れて見張ることにした。
一時間ほど経った頃、廊下の奥から足音が聞こえた。現れたのは用務員の佐伯さんだった。白髪頭の、いつも無口な人だ。佐伯さんは下駄箱の前に立つと、持っていた布袋から一足の上履きを取り出し、そっと並べた。
「見た……?」遥が私の袖を引く。
私は息を止めて、その様子を見ていた。これで謎は半分解けた。増えているのは誰かの悪戯でも、怪異でもなく、佐伯さんが置いているのだ。でも、なぜ。
次の日、私は思い切って佐伯さんに声をかけた。
「あの、下駄箱の上履き、佐伯さんが置いてるんですよね」
佐伯さんは驚いた顔をしたが、やがて小さくため息をついた。
「気づかれたか」
「どうしてですか。怖い噂になってますよ」
佐伯さんは少し黙ってから、ゆっくり話し始めた。
「去年の秋にな、この学校にいた子が、引っ越すことになったんだ。急な話でな、友達に挨拶もできんまま、荷物だけ持ってどこかへ行ってしまった」
私は噂が広まった時期と重なることに気づいた。
「その子の上履き、片付けるときに見つけてな。捨てるのも忍びなくて、下駄箱に置いてたんだ。そしたらいつの間にか、他の子らも真似するようになった」
「他の子らも?」
「転校していった子や、もう使わなくなった上履きを、ここに置いていく子が増えてな。誰が最初に始めたのかは、わしにもわからん」
私と遥は顔を見合わせた。怖い話のつもりで調べていたものが、まったく違う形をしていた。増えていたのは怪異の足跡なんかじゃなく、誰かを覚えていようとする人たちの、小さな置き土産だったのだ。
「数えるのをやめようか」と遥が小さく言った。
「そうだね」
私たちは下駄箱に並ぶ上履きを、もう数えなかった。ただ、誰かがいなくなったことを、誰かがちゃんと覚えている証のように、そこにあり続けるのを見ていた。
噂はその後も形を変えながら学校に残り続けたけれど、私はもう、それを怖い話だとは思わなかった。



読んでみて


怪談のような噂を追ううちに、真相が「誰かを覚えていようとする人たちの置き土産」だったという展開になりました。最後に「数えるのをやめる」場面が、冒頭の「数えてみよう」と対になっているのが気に入っています。

一方で、正直な点も書いておきます。

題名に「深夜」とありますが、本文は放課後の話で、少しずれています。
設定の「幼馴染」は、本文では友人として登場するだけです。

AIが決めた設定と本文が、完全には一致しないことがあります。公開や提出の前には、必ず読み直して手直ししてください。また、外国語の単語や壊れた語が混ざることもあります。

代筆くんでできること

ジャンルだけで書ける(題名・主人公・シチュエーションをAIが決定。自分で入力すればそちらを優先)
単話も連載も(前の話の内容を引き継ぎ)
note用Markdown、KDP向けWord(.docx)に書き出し
全年齢向けの安全確認つき
作品の履歴管理と削除

ご利用に必要なもの

Windows 11(64ビット)
インターネット接続
AnthropicまたはOpenAIのAPIキー(ご自身で取得。利用料は各社からご自身に請求されます)


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