「今日はここまでにしておこう」。そう決めて参考書を閉じ、テレビを少し見て一息つこうとする。だけど、CMになった途端、なぜか無意識にまた参考書へと手が伸びてしまいます。
効率よく進めたいわけでも、もっと成果を出したいわけでもないのに、なぜか「完結させないと落ち着かない」。そんな「完結グセ」に、ふと気づいて苦笑いしてしまう夜があります。
すべてをやり切って「タスクを終わらせた」という状態に持ち込むと、胸のつかえが取れてホッとする安心感があります。頭の中をすっきりクリアにして眠りたいからこそ、途中で投げ出すことが気持ち悪くてたまりません。
かつての私は、その「完結させたい欲」のままに突き進んでしまい、気づけば夜遅くまで時間がかかりすぎて寝不足気味になる……なんてことが日常茶飯事でした。翌朝、頭が働かないまま一日を始める羽目になり、それでもまた夜には同じことを繰り返す。そんな悪循環に、心当たりがある方も多いのではないでしょうか。
幸い、今の自分を振り返ってみると、以前に比べれば根本的な不安や焦りはかなり軽減しています。それなのに、ふとした気の緩みや無意識の習慣として、この「完結させたい衝動」がすぐに顔を出してしまう。油断すると、昔の癖がひょっこり戻ってくる感覚があります。
この癖をどうにかしたくて、最近は「途中でスパッと止めてみる」という小さな実験をしています。もちろん、何でもかんでも中途半端で放り出すわけではありません。自分なりのルールとして、
・「ここまではやり切る」というキリのいいところまでは進める
・その代わり、あと必要なタスクはノートなどにまとめて頭をスッキリ整理してから終わる
そんなふうに、ただ我慢して止めるのではなく、「ここまでやったら今日の分は終わり」と脳に納得させるためのワンクッションを挟むようにしています。
完璧にやり切ってスッキリすることだけが正解じゃない。途中でそっと手を止めても、世界はちゃんと回るし、明日また自然に続きから再開できます。「小さく始め、深く味わい、長く続ける」。そんなリズムを大切にしながら、完璧に完結させられない不器用な自分とも、少しずつやわらかく付き合っていけたらいいなと思います。
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