「最近どう?」と聞いてしまう自分の、頭の中

「最近どう?」と聞いてしまう自分の、頭の中

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コラム
本を読んでいるなかで、「質問するときは、ただ尋ねるだけでなく『なぜそれをするのか』という理由まで伝えないと、正しく伝わらない」という言葉に出合いました。

言われてみれば納得のいく話だし、相手に言葉を正しく届けるための大切な工夫だと思います。けれど、なぜ自分はこれまで理由を添えずに質問してしまっていたのだろうか。自分の日々のやりとりを振り返ってみました。

思い返すと、つい相手に「最近どう?」といった、大まかな質問ばかり投げてしまっていることに気づきます。理由を添えられない以前に、そもそも自分の中で「自分は何を知りたいのか」「何を聞きたいのか」が、具体的に考えられていなかったのです。

自分自身の頭の中で問いが曖昧だから、相手に渡す言葉も大まかなものになってしまう。当然、そこに添える「理由」なんて浮かんでくるはずもありませんでした。

「理由を伝える質問」をするということは、単なる話し方のテクニックではありません。相手に言葉を投げる前に、「自分は今、何を知りたくて、どういう背景があるのだろう」と、自分自身の頭の中を具体的に整理することそのものなのだと思います。

問いの深さは、そのまま自分の思考の深さ。ただ質問を投げるのではなく、まず自分の中で「何を知りたいのか」を一度かみ砕いてみる。質問の仕方ひとつを意識することは、自分自身の内面を丁寧にひもといていくプロセスそのものなのだと感じています。

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