福井でホームページを作りながら、Kindleで自分の本を50冊ほど出してきました。最近は、文字の本だけでなく、写真集や絵本、作品集のように、写真や絵が主役の本もお作りしています。
写真の本は、文字の本と作り方が違います。Amazonの決まりも、写真の本ならではの所があります。この記事では、写真集・絵本・作品集をKindleと紙の本にする前に、決めておくことを3つ書きます。
■ 先に結論
・写真や絵が主役の本は、ページの見た目をそのまま残す「固定レイアウト」で作ります
・日本語の写真の本は、PDFのままでは出せず、Kindle Createも使えません
・紙の本はカラーで刷れますが、2種類あり、使えるページ数が違います
・決めるのは、本の形・紙の色とページ数・写真の大きさの3つです
■ 1. 本の形:ページの見た目を、そのまま残す
文字の本は、読む人が字の大きさを変えると、行が流れ直します。これを写真の本でやると、写真と文の位置がずれて、見開きもばらばらになります。
そこで写真の本は、ページの見た目をそのまま残す形で作ります。「固定レイアウト」と呼ばれる形です。見開きの2ページも、決めたとおりに並びます。
ここで手が止まる方がいます。KDPのヘルプによると、PDFで受け付けているのは英語やフランス語など一部の言語だけで、日本語は入っていません。また、Amazonの本づくりの道具「Kindle Create」は、日本語の写真の本(プリント・レプリカ)に対応していません。日本語で使えるのはマンガの形式です。
つまり、日本語の写真集をKindleに出すには、固定レイアウトの形にデータを組む必要があります。
この段階で決めておくのは、次の2つです。
・めくる向き:左から右へめくるか、右から左へめくるか
・本の大きさ:正方形・横長・縦長のどれにするか(写真の向きに合わせると、余白が少なくなります)
■ 2. 紙の色とページ数:カラーは2種類
紙の本(ペーパーバック)もカラーで刷れます。KDPのカラーには、標準カラーとプレミアムカラーの2種類があります。
・標準カラー:72ページから600ページまで
・プレミアムカラー:24ページから828ページまで(一部の大きさは780ページまで)
写真集は薄い本が多いので、72ページに届かなければ、プレミアムカラーになります。
ほかに、知っておきたい決まりが2つあります。
・カラーの本は、白い紙で刷られます
・出版したあとで、白黒とカラーを入れ替えることはできません
カラーは印刷の費用が高く、そのぶん、つけられる値段の下限も上がります。紙の本も作るか、カラーにするか、何ページにするかは、最初に決めておきます。
■ 3. 写真の大きさ:スマホの写真で足りるか
スマホで撮った写真でも、電子書籍には十分な大きさです。
紙の本では、大きく刷るページほど、細かい所が粗く見えることがあります。お送りいただくときは、撮ったままの、いちばん大きいデータでお願いします。やり取りの途中で、小さくなっていることがあるためです。
もう1つ、電子書籍で写真が多いと、ファイルが大きくなります。KDPでロイヤリティ70%を選ぶと、ファイルの大きさで変わる配信コストを差し引いた額の70%になります。画質と大きさのつり合いは、組むときに整えます。
■ 頼むときに、決めていただくこと
ご購入のあと、次の6つを伺います。
・本の種類(写真集・絵本・作品集など)
・ページ数の見込み
・めくる向き
・紙の本も作るか
・本の大きさのご希望(おまかせでも大丈夫です)
・題名と、表紙に入れるお名前
材料は、写真や絵のデータ、ページの順、入れたい文章です。お電話や通話はなく、ココナラのメッセージだけで進みます。
撮影や絵を描くことはしません。お手元の写真や絵を、本の形に組みます。AIで作った写真や絵の本は、お受けしていません。
KDPへの登録は、お渡しする手順書を見ながら、ご自身で行っていただきます。パスワードはお預かりしません。
出品の画像の見本は、私が撮った写真で組んだ24ページの写真集です。
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写真集・絵本・作品集を、Kindleの電子書籍と紙の本にします。
文字の本の紙版(ペーパーバック)は、こちらです。
文字の本の電子書籍は、こちらです。
紙の本の判型の決め方は、こちらの記事に書きました。