WordPressの複雑な設定を調査から本番反映まで担当した事例

WordPressの複雑な設定を調査から本番反映まで担当した事例

記事
コラム
WordPressを長く運用していると、少しずつ気になることが増えていきます。

・セキュリティ設定が正しいのか分からない
・PHPを更新するよう案内が届いた
・使っていないプラグインが残っている
・お問い合わせフォームやメールの動作が不安
・何を、どこまで依頼すればよいか説明できない

一つずつを見ると小さな問題に見えますが、実際に調査すると、複数の設定や古い仕組みが関係していることがあります。

今回は、京都御所西 小川金正堂様のWordPressサイトで担当した、セキュリティ改善、PHP更新、お問い合わせフォーム移行、運用環境の整理についてご紹介します。

本記事はお客様から公開の許可をいただき、実際に行った仕事をもとに作成しています。

ご相談は、複数のWordPress設定についてでした


今回ご相談いただいたのは、WordPressのセキュリティ設定をはじめとする、複数の技術的な設定についてです。

長年運用されてきたサイトだったため、特定の設定だけを変更するのではなく、まず現在の状態を確認しました。

調査を進めると、次のような確認・対応が必要だと分かりました。

・複数のセキュリティ機能の重複
・使用していないテーマやプラグイン
・停止中のプラグイン
・PHP更新時の互換性
・既存のお問い合わせフォーム
・管理者通知や自動返信などのメール送信
・本番環境へ安全に反映するための手順

このような場合、表示されている問題だけを直しても、別の場所に原因や古い設定が残る可能性があります。

そのため、現状を調べ、必要な仕事と不要な仕事を分けるところから始めました。

本番サイトを直接変更せず、先に検証しました


WordPressの設定変更やPHP更新では、本番サイトへ直接変更を加える方法もあります。

しかし、サイトで使用しているテーマやプラグインによっては、更新後にエラーが発生したり、一部の機能が動かなくなったりする可能性があります。

今回は検証環境を構築し、PHP更新後のサイト表示や各機能の動作を事前に確認しました。

その結果、既存のお問い合わせフォームに使用されていたMW WP Formで、互換性に関するエラーが発生することを確認しました。

本番環境でそのままPHPを更新していた場合、更新後にお問い合わせフォームの問題が発覚していた可能性があります。

事前に検証したことで、フォームを移行してからPHPを更新する、という順番を決めることができました。

セキュリティ機能を増やすのではなく、整理しました


WordPressのセキュリティ対策は、プラグインや機能を増やせば増やすほど安全になるとは限りません。

複数の機能が重複すると、どの設定が何を行っているのか分かりにくくなり、今後の更新や保守も複雑になります。

今回は、セキュリティ設定をAll-In-One Securityへ整理したうえで、サイトの状態に合わせて次の設定を確認・調整しました。

・WordPressのログインURL変更
・セキュリティ設定の一本化
・Cloudflare Turnstileの導入
・REST APIのアクセス制限
・ハニーポット設定
・管理画面からのPHPファイル編集機能を無効化
・不審なクローラーやBotへの対策
・404アクセスの監視設定
・重要ファイルの権限確認と調整
・ファイル、ディレクトリ権限のスキャン
・ファイアウォール関連の設定

すべてのWordPressサイトに、同じ設定が必要とは限りません。

現在の構成や運用方法を確認し、何を残し、何を整理し、何を追加するかを判断することが重要です。

不要なテーマとプラグインを整理しました


WordPressでは、使わなくなったテーマやプラグインが、そのまま残っていることがあります。

管理画面で停止していても、サーバー上にファイルが残っている場合があります。また、似た機能を持つプラグインが複数導入されていると、今後の管理も難しくなります。

今回は、導入済みのテーマとプラグインについて、それぞれの利用状況と役割を調査しました。

テーマは不要なものを整理し、緊急時に使用できるWordPress標準テーマを1系統残しました。

プラグインについては、未使用、停止中、機能が重複していたものを確認し、合計9件を整理しました。

単に削除するのではなく、現在使われている機能に影響がないことを確認しながら進めています。

お問い合わせフォームを再構築しました


PHP更新前の検証で、既存のMW WP Formに互換性の問題が見つかったため、Contact Form 7を使用してお問い合わせフォームを再構築しました。

新しいフォームには、次の機能を設定しました。

・添付ファイル
・入力内容の確認画面
・管理者への通知メール
・お問い合わせ者への自動返信メール
・プライバシーポリシーへの同意確認
・独立したプライバシーポリシーページ
・メール送信設定の調査と調整

フォームは、画面上で送信完了と表示されるだけでは十分ではありません。

管理者へ通知メールが届くか、お問い合わせ者へ自動返信が届くか、添付ファイルを確認できるかまで動作確認する必要があります。

今回は、お客様にも実際にフォームを操作していただきました。

フォーム送信、添付ファイル、管理者通知、自動返信メールが正常に動作することを、お客様と一緒に確認しています。

確認後、本番環境へ反映しました


検証環境での確認と、お客様による操作確認が完了したあと、本番環境へ反映しました。

本番反映にあたっては、事前にメンテナンスのお知らせを掲載しています。

そのうえで、

・新しいお問い合わせフォームの反映
・PHPの更新
・各種設定の反映
・サイト表示の確認
・フォーム送信の確認
・管理者通知と自動返信の確認

を行い、最終確認まで実施しました。

今回の仕事は、一つの設定を変更して完了したものではありません。

現状調査から始まり、問題の発見、検証、セキュリティ改善、不要な設定の整理、フォーム移行、PHP更新、本番反映、最終確認までを一つの流れとして担当しました。

お客様からいただいたご評価


作業完了後、お客様から次のご評価をいただきました。

「Wordpressの各種セキュリティ設定、その他複雑な設定をまとめてお願いしました。自身では難しい事でしたので、安価で請けていただき大変感謝しています。」

今回のご評価で特にうれしかったのは、「複雑な設定をまとめてお願いできた」と感じていただけたことです。

WordPressの問題は、依頼する側が最初から原因や必要な作業を説明できるとは限りません。

「何が問題なのか分からない」

「どの設定を頼めばよいか分からない」

そのような状態から確認し、必要な仕事を整理することも、今回担当した仕事の一部です。

WordPressの設定で困っている方へ


次のようなお困りごとがある場合は、現在の状態を確認するところからご相談いただけます。

・PHPを更新するよう案内が届いた
・セキュリティ設定が正しいか分からない
・プラグインが増えすぎて整理できない
・お問い合わせフォームやメールの動作が不安
・エラーや警告が表示されている
・複数の問題をまとめて確認してほしい
・何を依頼すればよいか分からない

うまく専門用語で説明する必要はありません。

対象サイトのURL、現在起きていること、希望する状態を、分かる範囲でお知らせください。

▼今回の担当内容をまとめたポートフォリオ

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