例外だらけの仕事をそのまま自動化すると、例外だらけの仕組みになります

例外だらけの仕事をそのまま自動化すると、例外だらけの仕組みになります

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コラム
業務を自動化したいと思った時、意外と大きな壁になるのが
「例外処理」です。

通常はこの流れ。
でも、この取引先だけ違う。
この担当者の時だけ確認が必要。
この商品だけ別の判断が入る。
このパターンだけ手入力。
月末だけ少し違う。

現場では、こうした例外を一つひとつ覚えながら対応していることがあります。

慣れている人にとっては、
「これはいつもの例外」
かもしれません。

でも、仕組みにしようとすると、その“いつもの例外”が急に表に出てきます。

そして、例外を整理しないまま自動化しようとすると、
画面が複雑になります。
条件分岐が増えます。
使う人が迷います。
直す時にも、どこを触ればいいか分かりにくくなります。

結果として、便利にするはずの仕組みが、
「結局、分かる人しか使えないもの」
になってしまうことがあります。

例外があること自体は悪くありません。

どの会社にも、特別な対応はあります。
お客様ごとの事情もあります。
現場でしか分からない判断もあります。

ただ、何度も出てくる例外なら、
それはもう一度立ち止まって見た方がいいと思います。

本当に例外なのか。
毎月起きていないか。
同じ判断を繰り返していないか。
人によって対応が変わっていないか。

ここを見ずにツール化すると、今ある複雑さをそのまま形にすることになります。

私なら、まず例外に名前を付けます。

「この場合だけ違う」ではなく、
「Aパターン」
「確認が必要なケース」
「手入力を残すケース」
のように分けてみる。

それだけでも、仕組みに任せる部分と、人が確認する部分が見えやすくなります。

自動化は、例外をすべて消すためのものではありません。
繰り返し出てくる例外を見つけて、扱いやすい形にする。

そこから始めた方が、現場で使いやすい仕組みになりやすいです。
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