はじめに
魔法は人を喜ばせることができる。傷つけることもできる。物理的にも心理的にも。
言葉も同じ。
命令形的な言葉で人を貶める作戦で物理的な攻撃も可能だし、
攻撃的な言葉で精神的に追い詰めることもできてしまう。
言葉は、人を助けるため、人を救うためのものであって欲しい。
だから話す時は常に言葉選びで最善の選択を心がけている。
自分のように言葉の刃で心が欠けてしまわないように。
もう綺麗な世界が二度と見えなくなってしまわないように。
純粋だったあの頃を思い出せるように。。
人と関わるとどうしても
たくさんの感情が湧き出てしまって、抑えられない人もいて、自分の内側にしまってしまう人もいて、
その感情一つで明日の感情、体調に変化を与えてしまうもの。
たった一つ。心が揺れる出来事があなたの毎日を変える。
それは、
自分との戦い。
自分がその出来事を自分にどう落とし込んで、今後どうしていくのか。
そうして決めたあなたの決意が未来を投影していく。
私は、自分に落とし込む時に
『そういうタイミングだったんだ』と
考えるようになりました。
そう考えるようになってから、生活する上で、
たとえ嫌なことがあっても、ショックなことが起きても、
引きずったり考えすぎることが減りました。
私がいま、なぜこれを書いているかというと、
私と同じ境遇だった人や苦しんできた気遣い上手な優しい人たちや前を向けない方が
少しでも楽に、肩の力が抜けたらいいなと思い、書き出してみています。
第1章 本当の寄り添い方ってなに?
言葉は、人を喜ばせることができ、悲しませることもできる。
そして、人に寄り添うこともできます。
こんな経験はありませんか?
・本当は言いたくないのに話を合わせてしまい、人の陰口を言ってしまった。
・相手を傷つけないようにと思って、言わなかったことや控えた行動が
結果的に傷つけてしまった。
・相手のためと思って行ったことが、
実は自分のためになってしまった
など。
私も自分が苦しい時に、『気の持ちようだ』と言われて、
『その言葉は本当に嫌いだ。』と感じてしまったことがあります。
第2章 寄り添いが難しい理由
ではなぜ、寄り添うことが難しいと感じるのでしょうか?
慰めてくれる人を見て、私はいつも思います。
『言葉が浅く感じるな…』
と。
『大丈夫だよ』とか『どうにかなるって!』とか『もっと前向きに考えよ!』とか。
そんな言葉って
たくさん我慢してきた人には響かない言葉
なんです。
捻くれてしまっている人もいれば、
わかってくれる人がいないという人もいる。
逆にわかったようなことを言わないで。
なんて人もいます。
寄り添ってくれる人は親切でしてくれているんですけどね。
だからこそ、簡単な言葉で慰めることは禁物です。
私は精神科の先生でも、
カウンセラーでもありませんが、
人は全てを口にする人はいないんです。
だから、わからないんです。
だから、表面でしか寄り添えないんです。
第3章 “本来の寄り添い”とは
“寄り添う”とは本来、慰められた側が『楽になった。』『すっきりした』『軽くなった!』
そう言ってもらって、初めて、本当に『力になれたんだ』と感じられるものだと思います。
挫折も相談も経験し、自己流にはなりますが、
私が一番嬉しいなと思う寄り添い方がありますのでご紹介します。
私は、よく相談を受けます。
その時に、心がけていることが3つほどあります。
ひとつめは、
『否定も肯定もしない』
です。
これを聞くと、え、肯定してほしいものじゃないの?と思う人もいるかもしれません。
まず否定に関してはする人は少ないでしょう。
肯定もしないのは、今言っていることが本当なのか本当はしたくないのか、
本人にもわからない状況が多々あるためです。
ふたつめは、
『自分語りをしない・自分の話と同じにしない』です。
相談にのっていると、共感してしまいたくなる部分は出てくるかと思いますが、
そのまま自分の話をしてしまうと寄り添えているとは言えません。
また、自分と同じ状況でも、
内容が全然違っていたり、感じ方も同じとは限らないので、
『私もそういうことあった〜!』は言わない方が良いと思います。
多くの方は、話を聞いてほしいと思うものです。少しずつ話を引き出してあげましょう。
ときには、話せるまで待ってあげることも大切です。
みっつめは、
『感情移入しない』です。
人の悩みを聞くと、感情移入しすぎてしまうという方もいますが、
話に入り込みすぎてしまうと、相手も続きを話すか迷ってしまうと思います…
相談を受けるとき、私は感情に左右されないようにしています。
それは、自分の悩みと相談内容は完全に分けているからです。
逆に自分が悩んでいるときに、相談を受けると
“自分のことを考えなくて楽になる”
ということもあります。
要するに、人の話を聞く時は
『話終わるまで口は出さず、相槌を打ってあげて、話終わってその人がどうしていきたいか』を
ゆっくり話していくことが大切だと感じています。
第4章 もし、こんな相談を受けたら…?
ここからは、現実的に考えてみましょう。
たとえば、
『これから自殺してこようと思うんだ』
という友達がいたとします。
そんなとき、あなたはどうしますか?
そのとき、私はこう答えました。
『そっかぁ、今そういう気持ちなんだね。
私はその選択に否定も肯定もできない。
そうする資格もないし、
そこまで追い詰められたAちゃんの気持ちを
全部は理解してあげられないから』と。
一見すると、冷たいように感じると思います。
ですが、私はそのくらい言葉に責任を持っていてほしいのです。
責任が取れないなら、口にするなと言いたいくらいに。
傷は、言葉では表せないほど重いものです。
これはおそらく、経験した人にしかわからないものだと思います。
さいごに
寄り添うことに
特別なことは必要ありません。
大切なのは、
寄り添いたい気持ちとそばにいること。
それ以上、何かをしてあげたいと思うことはエゴです。
相手が心を開くのをゆっくり待ちましょう。
あなたの想いは、そばにいるだけでちゃんと伝わります。
最後まで読んでくださりありがとうございました🌸