MIX師に渡すデータ、こうもらえると神・こうだと困る——現役MIX師が正直に書いてみた

MIX師に渡すデータ、こうもらえると神・こうだと困る——現役MIX師が正直に書いてみた

記事
音声・音楽
歌ってみたを投稿している方、VTuberとして活動している方へ。

「もっと伸びたい」「クオリティを上げたい」と思っているなら、
この記事はかなり重要です。

はじめまして。SolunaProject代表、月陽(つきはる)です。
歌ってみたのMIX・マスタリングを承っています。

今回は「依頼する側が知っておくと得する話」を、受注側の本音で書きます。難しい話は一切しません。

正直に言います。データの渡し方ひとつで、
"伸びるかどうか"すら変わります。

MIX師の腕前だけが仕上がりを決めると思っていませんか?

実はそうではありません。

渡されるデータの状態によって、
同じMIX師でも出せるクオリティが変わります。

良いデータをもらえたとき、
MIX師は「音を整える」作業に集中できます。
反対に、データに問題があると、
その修正に時間と労力を使ってしまいます。

これは依頼者のせいではありません。
誰も最初から知っているわけがない。
だからこそ、事前に知っておくと得します。

「こうもらえると神」なデータ


① 頭出しが揃っている

オケと歌声の冒頭の無音部分が揃っていると、ズレのない自然な仕上がりになります。違和感のない"プロっぽさ"がそのまま出ます。

② ファイル形式がWAVまたはAIFF

WAVかAIFFで渡してもらえると、声の細かいニュアンスまで再現できます。MP3はすでに音質が劣化した状態なので、出せるクオリティに限界が生まれます。書き出せる環境があれば、ぜひWAVで。

③ ノイズが少ない録音

静かな環境で録音してもらえると、声の透明感を最大限に引き出せます。エアコンや換気扇の音が大きく入っていると、除去処理で声まで削れてしまうことがあるので、できればマイクに近めで録るのがベストです。

④ テイクを絞って渡してくれる

「Aメロは3テイク目が一番良い」など、ある程度絞ってもらえると、
その分MIXの精度に集中できます。
どれが良いか分からない場合は
「一緒に選んでください」と一言添えてくれればOKです。

⑤ BPMと曲の雰囲気を一言教えてくれる

「明るくポップに」「ダークで重め」「エモく泣けるような感じ」——これだけで方向性が決まり、あなたの世界観に近い仕上がりになります。
BPMも分かれば書いておいてください。

「こうだと困る」→ 裏を返せば、ここを押さえると仕上がりが変わります

① 音割れしていない録音なら、声の透明感と存在感を最大限引き出せます

録音時にレベルオーバーになっていると、その歪みはMIXでは取り除けません。録音後に波形が潰れていないか確認してみてください。

② エフェクトなしの素の声なら、MIXで自由に世界観を作れます

スマホアプリやDAWのリバーブ・エコーがかかったまま渡されると、そこから外すことができません。素の声で渡してもらえると、MIX師があなたの世界観に合わせてゼロから設計できます。

③ 参考曲や雰囲気のヒントがあると、イメージ通りの仕上がりに近づきます

「なんとなくいい感じに」という指示だけだと、方向性が定まらず何度もリテイクが必要になることがあります。
好きなアーティストや「この曲のサビみたいな雰囲気で」など、
一つだけ手がかりをください。
それだけで仕上がりが変わります。

初めての依頼でも大丈夫です

「こんなこと聞いていいのか」「準備が足りてるか不安」——
そういう気持ちで依頼を躊躇している方へ。

私のサービスはリテイク無制限です。
完成するまで一緒に作ります。

データの状態が不安な場合も、
事前に相談してもらえれば確認します。

初めての外注で失敗したくない方、
自分の世界観を大事にしたい方、ぜひ一度メッセージをください。

「いい曲なのに伸びない」

その原因、音にある可能性があります。
あなたの音、ちゃんと"届く形"に整えます。
一度、気軽にご相談ください。

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